ゲストOS起動のためのバッチファイルとWshShellのRunメソッド
メインPC上で、VMware Workstation Playerを使っています。そのことは、「PCを新しくした話(3)」、「VMware Workstation Playerに戻した」や「VMware Workstation Player - ゲストOSの名前変更」で取り上げてきました。
通常、ゲストOSの起動は、デスクトップにある「VMware Workstation Player」をクリックしてライブラリーを開き、次に目的のゲストOSをクリックして起動する、という操作になります。
このまま、VMwin7x64start.bat バッチファイルをダブルクリックすることで、ゲストOSをVMware Workstation Playerライブラリーを介さずに起動できます。
参考にさせていただいたのは、「VBScriptで外部コマンドを実行する方法・Runメソッド」です。第2パラメータに「ウィンドウを非表示にし、別のウィンドウをアクティブにする」という値「0(ゼロ)」を使えば良さそうです。第3パラメータの指定ですが、今回は1個のプログラムを起動するだけなので、「True」でも「False」でも構いません。
【2】メモ帳などのテキストエディタを使って次の4行のコマンドを書きます。ファイル名を「VMwin7x64start.vbs」などとして保存します。
<注>
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通常、ゲストOSの起動は、デスクトップにある「VMware Workstation Player」をクリックしてライブラリーを開き、次に目的のゲストOSをクリックして起動する、という操作になります。
これをライブラリーを介さずに、直接ゲストOSを起動できると操作が楽になります。参考にさせていただいたのは、みかんの備忘録の情報「VMwarePlayerを自動起動設定。のメモ」 にある起動用バッチファイルです。このバッチファイルは自分の環境に合わて編集しなければなりませんので、VMware Playerをインストールしている場所とゲストOSを格納してある場所を確認しておきます。
【1】メモ帳などのテキストエディタを使って次の1行のコマンドを書きます。ファイル名を「VMwin7x64start.bat」などとして保存します。ここでは例として、保存する場所を「C:\tools\VMstart」とします。
【1】メモ帳などのテキストエディタを使って次の1行のコマンドを書きます。ファイル名を「VMwin7x64start.bat」などとして保存します。ここでは例として、保存する場所を「C:\tools\VMstart」とします。
"C:\Program Files (x86)\VMware\VMware Player\vmplayer.exe" "D:\GuestOS\Windows 7 pro x64\Windows 7 pro x64.vmx"
<注>
・ 「C:\Program Files (x86)\VMware\VMware Player\vmplayer.exe」は、実際にVMware Workstation Playerをインストールした場所に合わせて書き換えることが必要です。
・ 「D::\GuestOS\Windows 7 pro x64\Windows 7 pro x64.vmx」は、実際にゲストOSを格納してある場所とゲストOSの名前にあわせて書き換えることが必要です。
・ フォルダー名やファイル名のなかに空白が入っているので、"(ダブルクオーテーション)でくくっておくことを忘れないようにします。
このまま、VMwin7x64start.bat バッチファイルをダブルクリックすることで、ゲストOSをVMware Workstation Playerライブラリーを介さずに起動できます。
しかし、上のようにバッチファイルのコマンド実行ウィンドウが開いたままになります。ホストOSが起動したときに、ゲストOSも起動させるにはこれで良いようですが・・・。ホストOSを起動させた後、好きなときにゲストOSを起動させるには、美しくありません。コマンド実行ウィンドウを見せたくないのです。そこで、もう一工夫が必要となります。
参考にさせていただいたのは、「VBScriptで外部コマンドを実行する方法・Runメソッド」です。第2パラメータに「ウィンドウを非表示にし、別のウィンドウをアクティブにする」という値「0(ゼロ)」を使えば良さそうです。第3パラメータの指定ですが、今回は1個のプログラムを起動するだけなので、「True」でも「False」でも構いません。
【2】メモ帳などのテキストエディタを使って次の4行のコマンドを書きます。ファイル名を「VMwin7x64start.vbs」などとして保存します。
Dim oWshShell
Set oWshShell = CreateObject("WScript.Shell")
oWshShell.Run "C:\tools\VMstart\VMwin7prox64start.bat",0,True
または、簡略化した次の1行のコマンドでも機能します。
CreateObject("WScript.Shell").Run "C:\tools\VMstart\VMwin7prox64start.bat",0
<注>
・ 上記の「C:\tools\VMstart\VMwin7prox64start.bat」は、【1】で作成したバッチファイルを格納した場所とそのファイル名です。
作成したバッチファイルの「VMwin7x64start.bat」とWScriptオブジェクト「VMwin7x64start.vbs」が連動します。「VMwin7x64start.vbs」をダブルクリックすると、バッチファイルの画面を表示せずに目的のゲストOSが起動します。現れるのは、ゲストOSのウィンドウだけです。
WScriptオブジェクト「VMwin7x64start.vbs」のショートカットをデスクトップに貼り付けておけば、VMware Workstation Playerライブラリーを介さずに、ゲストOSの起動を一回の操作で行えるようになります。
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