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Reflect v6 Free(バックアップフリーソフト)の使い方 ー リストア編

 今回は「Reflect v6 Free(バックアップフリーソフト)の使い方 ー バックアップ編」で保存したバックアップイメージを使ってリストアする操作です。

レスキューディスクから起動 → Windowsシステムを含めたデータをリストア

<リストア>
バックアップイメージを使って復元することが「リストア」です。リストアによって、バックアップイメージを保存した時点の状態に戻すことができます。この方法を使えば、ランサムウェアなどへの感染やシステムに異常を発生する前の正常な状態に戻すことができます。当然ながら、システムが正常な時点でバックアップイメージを保存してある、ということが前提となります。

【1】 レスキューディスクから起動
 reflect61-s.png
 BIOSの設定で、CD/DVDドライブから起動させます。上のように「Press any key to boot from CD or DVD..」が表示されたら、スペースバーやリターンキーなどを押してください。押さないと、通常のWindowsが起動してしまいます。

【2】 Windows PEの起動画面
 reflect62-s.png
 このまま待ちます。Windowsマークが出るまでしばらく黒い画面の状態が続きます。

【3】 Reflect v6の起動画面
 reflect63-s.png
 このまま待ちます。

【4】 Reflect v6の初期画面
 restore01-ss.png
 「Restore」タブが選択されています。「Browse for an image file...」をクリックして、リストア(復元)するバックアップイメージを指定します。

【5】 バックアップイメージの選択
 ドライブの指定
 restore02-ss.png
 この例では、「F:」のMXbackupDiskという名前のドライブにバックアップイメージを保存してありますので、このドライブをダブルクリックするか、選択して「Open」をクリックして指定します。

 フォルダーの指定
 restore03-ss.png
 フォルダー「reflect6」をダブルクリックするか、選択して「Open」をクリックして指定します。

 イメージの指定
 restore04-ss.png
 リストアできるバックアップイメージが2個(2回分)表示されています。ここでは「20170713-00-00」のほうをダブルクリックするか、選択してから「Open」をクリックして指定します。

【5】 リストア
 restore05-ss.png
 「Restore Image」をクリックします。

 restore10-ss.png
 「Source」(復元するバックアップイメージ)として、対象のパーティションが選択(チェック)されていることを確認します。この例では、DとCです。
 「Copy selected partions when I click 'Next'」にチェックがついていることを確認して、「Next>」をクリックします。

 restore11-ss.png
 「Restore Summary」には、リストアに使うバックアップイメージ名、復元されるパーティション、SSDなら「Trim」処理が行われることなどの情報が表示されます。確認したら、「Finish」をクリックします。

 restore13-ss.png
 パーティションCとDが上書きされること「WARNING: The following drives will be overwritten」が警告として表示されます。復元のため上書きしますので「Continue...」をクリックします。

 restore14-s.png
 リストア処理が開始します。リストア先(destination)がSSDの場合、リストア処理に自動的にTrim処理が行われます。復元する前にSSDに「Trim」処理をしたくないときは、事前に「Advanced Options」から「SSD Trim」項目で、「Enable TRIM on restore」のチェックを外します(この記事の最後に説明)。

 restore15-ss.png
 リストア処理が完了したら、「Close」をクリックします。

【9】 リストア処理の終了とWindowsの再起動
 restore16-ss.png
 CD/DVDドライブに入っているレスキューディスクを取り出してください。右上の「X」をクリック、または左上の「File」タブから「Exit」と進むとPCの再起動に移ります。タスクバーの左端にあるマークからも再起動できます。(「Reflect v6 Free(バックアップフリーソフト)の使い方 ー バックアップ編」の【13】と同じ方法です)

 以上の操作によって、バックアップイメージを作った時点の状態にシステムとデータを復元することができます。

 PCが正常なときにバックアップを取って(バックアップイメージを作成)おけば、ウィルス・マルウェア感染(ランサムウェアなど)にあったとしても、慌てる必要はありません。リストア処理によって対処が可能になります。

 以下は、オプション的な操作の説明です。

【A】 バックアップイメージのベリファイ(Verify)
 バックアップイメージを作成した後、または、リストアを実施する前に、バックアップイメージを確認(Verify)を行うことができます。
 restore09-ss.png 
 「Verify Image」をクリックします。

 restore06-s.png
 確認処理が進行します。

 restore07-ss.png
 成功すれば「Image Successfully Verified」が表示されますので、「OK」をクリックして終了します。

【B】 SSD使用時Trimのオン・オフ
「Restore Summary」のウィンドウ
 restore21-ss.png
 「Advanced Options」を選択します。

 restore12-ss.png 
 「SSD Trim」をクリックして、「Enable TRIM on restore」項目を確認します。チェックが入っていれば、リストア先(destination、復元先)がSSDの場合、リストアする前にTrim処理を行います。デフォルトでチェックがついていますので、何もしなくともSSDにリストアする前にTrim処理が入ります。


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[ 2017年07月17日 19:14 ] カテゴリ:バックアップ/リストア | TB(0) | CM(0)
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