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ネットワークポートのチーミング

 以前の記事(2017.05.09)で、ネットワーク(Ethernet Card、Network Interface Card)を2ポートにしたことを書きました。それは、たまたまIntel Gigabit CT Desktop Adapterという製品を残しておいたので、メインPCとして使っているマシンに物理的にただ追加しただけでした。

 せっかくなので、2ポートを有効に使える方法を模索しました。チーミングを検討します。参考にさせていただいたのは、IntelとRealtekのNICでチーミング(Teaming) という記事です。

 以下のこの例では、高性能なネットワークカードではなく、またリンクアグリゲーションに対応している高性能で高価なスイッチングハブも使わず、安価な構成でどこまでできるかを試してみました。

【機器の主要関連項目】
 OS:Windows 10 pro 64bit version 1703
 MotherboardのNetwork Adapter:Intel(R) Ethernet Connection I217-V
 増設したNetwork Adapter:Intel(R) Gigabit CT Desktop Adapter

 Windows 10 version 1703では、Network Adapter Teamingに未対応なので、Network Interface Card(以下NIC)を提供しているベンダーのドライバー機能に依存することになります。

 今回は、Intel製のNICを使っていますので、そのデバイスドライバーを探したところ、インテル ® アドバンスドネットワークサービスによるチーム化 にチーミングの記述が見つかりました。デバイスドライバーは、インテル®ネットワーク・アダプター・ドライバー Windows® 10 からダウンロードできることがわかりました。2017.06.16にリリースされたバージョン22.4.0.1 のPROWinx64.exe です。

 一つ問題がありました。このドライバーのダウンロードページには、「このダウンロードは以下の製品での動作が確認されています」という箇所があり、Intel(R) Ethernet Connection I217-Vはリストにあるのですが、増設したIntel(R) Gigabit CT Desktop Adapterはリストにありません。よって動作未確認のNICを使うことなります。 しかし、この組み合わせでチーミングに挑戦してみました。

 PROWinx64.exeをダウンロードしてインストールを進めます。最初に、「ユーザーアカウント制御:このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と注意されますが、[はい]をクリックして進めます。あとは何も考えずに、[次へ]をクリックすると完了になります。下が最後の画面です。
 IntelNetworkConnectionInstall7.png 

 この指示の通りネットワークアダプタのプロパティを表示します。「コンピュータの管理」から「デバイスマネージャー」とすすみ、「ネットワークアダプター」を展開します。Intel(R) Ethernet Connection I217-Vがありますので、ダブルクリックするとプロパティが表示されます。
 teaming1.png 
 右上の方にこれまでのドライバーにはなかった「チーム化」というタブが出てきました。(※Intel Gigabit CT Desktop Adapterのプロパティには、「チーム化」タブはありませんでした。やはり動作テストを行っていない製品のためでしょうか?)

 teaming3.png 
 「このアダプターを他のアダプターとチーム化する(T)」にチェックを入れ、「新規チーム(N)」を選択して「OK」クリックします。新規チームの作成ウィザードが開きます。

 teaming5.png 
 チーム名は、英語の「Team0」にしました(他と重複しない任意の名前を入れます)。「次へ(N)」をクリックします。

 teaming7.png 
 「Intel(R) Gigabit CT Desktop Adapter」にチェックを入れ、「次へ(N)」をクリックします。

 teaming10.png
 「アダプティブ・ロード・バランシング」を選択します。「リンク・アグリゲーション」に設定したいのですが、前述の通り、リンクアグリゲーションに対応した高性能なスイッチングハブを使っていないため、「アダプティブ・ロード・バランシング」にして「次へ(N)」をクリックします。

 teaming11.png 
 最後の確認画面です。「完了」をクリックします。このあと少し待ち時間がかかり、Team0のプロパティ画面が表示されます。

 teaming12.png 
 ここで、「設定」タブを選びます。

 teaming31.png 
 2個の物理的なアダプターがチーム内のアダプターとして認識されて、両アダプターともステータスが「アクティブ」なのでチーミング(アダプティブロードバランシング)構成で機能しました。
(※両アダプターのステータスが「アクティブ」にならない場合や、再起動でアダプターが「非アクティブ」になってしまう場合の対処は、記事の最後に記述します)

 teaming36-s.png 
 またこのとき、「デバイスマネージャー」でネットワークアダプターの状態を見ると、「Team0」「Team0 - Intel(R) Ethernet Adapter Connection I217-V」「Team0 - Intel(R) Gigabit CT Desktop Adapter」となり、チームを構成していることが分かります。
 
 「コントロールパネル」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークの状態とタスクの表示」の左にある「アダプターの設定の変更」を選ぶと、Team0をもつアダプターが表示されます。この例では、「イーサネット4」です。クリックすると、状態が表示されます。

 teaming33.png 
 「速度」項目の数値は、「2.0 Gbps」になり、帯域が2GbpsのNICとして認識されています。


 ※うまくいかない場合
 一応チーミング(ロードバランス)の動作はできましたが、設定が不安定です。再起動を行うと、チーミングを構成する一方のアダプタのステータスが「非アクティブ」になってしまいます(Team0のプロパティ → [設定]タブでチェックする)。そのときには、「設定」タブのなかで、[チームの編集(M)]を選んでください。

 teaming38.png 
 上の例では、両アダプターともステータスが「アクティブ」なので、[プライマリーの設定(P)]、[セカンダリーの設定(S)]、[優先度の削除(R)]がグレーアウトになって選択できませんが、「非アクティブ」のアダプターがあると、プライマリーやセカンダリーの設定ができるようになります。この設定を何度か逆にしたりして行うことで、両アダプターのステータスが[アクティブ]に変わります(一度の設定ではダメなことがあります)。

 また「コントロールパネル」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークの状態とタスクの表示」の左にある「アダプターの設定の変更」と進み、Team0 - Intel(R) Ethernet Connection I217-V や Team0 - Intel(R) Gigabit CT Desktop Adapter を選んで、[診断(G)]をクリックしてみました。この診断対応でアダプターのステータスが[アクティブ]に変わることがあります。
 teaming39.png 

 片方のアダプターが「非アクティブ」であっても、ネットワーク接続には問題はありません。ただ、ロードバランシングはしていないことになります。
 この不安定さは、Intel(R) Gigabit CT Desktop Adapter がこのドライバーで動作確認されていないことが原因なのでしょうか。
<2017.07.06追記>
 問題は解決しました。PCを再起動しても、アダプティブロードバランシングとして機能を開始することができます。「ネットワークポートのチーミング(つづき)」をご確認ください。


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[ 2017年06月30日 20:00 ] カテゴリ:Homebuild computer | TB(0) | CM(0)
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