ワイヴァンアイエス研究所ブログ

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Backupフリーソフト

 PCのドライブ単位やパーティション単位のバックアップとリストアができる3種類のフリーソフトを探して簡単なテストしてみました。またそれらの使用感を記述します。

 フリーで使えること、システム緊急時用にブータブルディスクやUSBメモリースティックで起動できること、この2点は必須としました。今回は比較的多く使われているとみられる、以下の3製品を対象としました。
 製品名:AOMEI Backupper Standard 4.0.4
 入手先:AOMEIサイトのこちらから

 製品名:Todo Backup Free 10.0
 入手先:EaseUSサイトのこちらから

Macrium Software/Paramount Software
 製品名:Macrium Reflect Free 6.3.1745
 入手先:Macriumサイトのこちらから([HOME USE]ボタン)
 (6.3.1821のバージョンは、FILEHIPPOのこちらから入手可能)
 ※Reflect 7がリリースされているが、30日間のトライアル版

 なお、インストール版で日本語化されているのは、AOMEI BackupperとEaseUS Todo Backupの2製品です。しかし、ブータブルメディアから起動した場合には、3製品とも英語表記のメニューになります。


 テストマシン環境
  OS:Windows 8.1 pro 64ビット
   実際はVMware Workstation Player上のゲストOS
  内蔵ドライブ:1台(2パーティション構成、合計容量60GB)
   Cパーティション:ドライブ容量59.6GB/データ容量18.5GB
   隠しパーティション:ドライブ容量350MB/データ容量34MB
  外付けドライブ:1台 USB2.0接続(バックアップ先)

 テスト概要
  内蔵ドライブの2パーティションを外付けドライブにフルバックアップ、Cドライブのファイルとアプリに変更を加えた後、バックアップイメージからリストアして復元します。
 バックアップとリストアの操作はブータブルメディア(WinPE版)から起動して行うという前提です。バックアップとリストア関連のみでクローン機能などについてはテストしません。ブータブルメディア作成は末尾に記載します。

 テスト手順
 3製品ごとに以下の手順を繰り返します
  1.Windowsをシャットダウン
  2.バックアップソフトをブータブルメディア(CD)から起動
  3.内蔵ドライブをフルバックアップしバックアップイメージを外付けドライブに作成
  4.バックアップソフトを終了し、Windowsを再起動
  5.いくつかの日本語名ファイルを削除し、特定のアプリをアンインストール
  6.Windowsをシャットダウン
  7.バックアップソフトをブータブルメディア(CD)から起動
  8.外付けドライブ上のバックアップイメージを内蔵ドライブにリストア
  9.バックアップソフトを終了し、Windowsを再起動
  10.削除した日本語名ファイルとアンインストールしたアプリが復元したかを確認


 手順3のバックアップ時間、手順8のリストア時間、そしてバックアップで作成されたバックアップイメージの容量を比較してみます(下表)。ただし、厳密な測定ではないことをお断りしておきます。

BackupRestore-s.png
※所要時間などはハードウェアやシステム環境に依存します。相対的な指標としてご参照下さい)

 バックアップイメージ容量は、2パーティションの合計データ量18.53GB(18.5GB+34MB)がそれぞれのデータ形式(圧縮)にされて、約11GBとして書き込まれたことを意味します。

 3製品とも、フルバックイメージからのリストアによって、元の状態に復元できました。基本的な動作に問題はありません。

 3製品の使用感 
(評価ではありません)

Macrium Reflect
 速度の面に優位性があります。特にリストア時間が速いことは、緊急時のシステム復元を考えると重要な選定項目となります。機能は豊富できめ細かい操作ができそうです。逆に使いこなすにはある程度の知識が必要かもしれません。
 「Browse for an image or backup file to restore」によってバックアップイメージをブラウザーで表示(仮想ボリュームとしてマウント)できますので、バックアップした内容を確認できます。必要なファイルをそこから他にコピーして取り出すこともブラウザー上で可能です。ただし、ブータブルメディアから起動した操作では、日本語ファイル名などは文字化け(□□□・・・状態)して判読できませんでした。

EaseUS Todo Backup
 機能が絞り込まれていますので初心者にも使いやすそうな印象です。操作に迷うことは少ないと思います。バックアップとリストアの時間は他の2製品と比べてかかります。特にリストア時に進行状況を示すバーの動きが停止したように見え、復元作業失敗かな? と心配になりました。
 良さそうに感じたのは「fix file system error」機能です。これは、システムCドライブのファイルシステムに異常があれば修正に使えるでしょう。リストア時に、パーティションのサイズを変更できるリサイズ機能も便利そうです。

AOMEI Backupper
 バックアップ速度は、Macrium Reflecterと同程度です。
 「Explore Image」によって、バックアップイメージをブラウザーで表示(仮想ボリュームとしてマウント)でできます。しかし、ブラウザーで見る方法が分かりませんでした。「Windows shell command」が用意されていますので、「Explore Image」でマウントした仮想ドライブ上のファイルは、コマンド(copy)を使って他のボリュームにコピーすることは可能です。コマンドで日本語名ファイルの表示はできますが、コマンドプロンプト上で日本語入力はできませんでした。

 今後、この中の一つを選んでメインマシンのバックアップを行いながら使い勝手を調べる予定です。候補は、AOMEI Backupperかな?

 ブータブルメディアの作成

 ブータブルメディアを作成するには、いったん各バックアップソフトをインストールすることになります。テストはWindows PE版を作成して使用します。ブータブルメディアを作成したら、各バックアップソフトをアンインストールします。ブータブルメディアは以下のメニューから作成できます。

 AOMEI Backupperの場合:
  ユーティリティ → ブータブルメディアの作成
 Ease US Todoの場合:
  ツール → ブータブルディスクの作成
 Reflectの場合:
  Other Tasks → Create bootable rescue media

 ブータブルCDの作成については レスキューディスク作成編(マルウェア感染への備え) の記事、ブータブルCDから起動するには レスキューディスク起動設定編(マルウェア感染への対応準備) の記事もご参照ください。


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[ 2017年06月26日 17:15 ] カテゴリ:バックアップ/リストア | TB(0) | CM(0)
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