ATOM Cam と仮想マシンAndroid-x86|Android-x86 インストール編
ATOM Cam を仮想マシン Android-x86 で使用するための「Android-x86 のインストール編」です。使用環境や背景などは、「ATOM Cam と仮想マシンAndroid-x86|はじめに」をご覧ください。
この「Android-x86 インストール編」では、vi エディターを使った処理があったり、英語配列のキーボードを意識しなければならないなど、注意が必要な操作があります。
Android-x86 のインストール編
「VMware Workstation Player への準備編」が完了すると、以下の状態になっています。
[Android 7.1]をダブルクリックするか、[仮想マシンの起動]をクリック。Android-x86が起動。
素早くメニューから、[Advanced options...]を選択する。
[Auto_Installation - Auto Install to specified harddisk]を選択する。
「You have chosen the AUTO installation.」では[Yes]を選択。
「Android-x86 is installed successfully.」になったら、[Reboot]を選択して[OK]。
「Android-x86 7.1-r4」が選択されている。「Enter] キーを押して起動させる。
プロンプトを出した状態のままで先に進まず期待した状態にならない(物理マシンの場合はこの問題は発生せず、正常に Android-x86 が起動する)。VMware Workstation Player のメニューから「ゲストを再起動」させる。
今度は[Android-x86 7.1-r4 (Debug Mode)]を選択して起動。
メッセージが多数表示される。メッセージが停止したら、[Enter]キーを押すことで、「#」のプロンプトが出る。
これ以降はコマンド処理が続きますが、できるだけ初めての人にもわかるように記述していきます。以下の2行(コマンド)を入力します。
mount -o remount -rw /mnt
上記の各行の最後に「Enter]を押して入力します。画面では以下となっています。
上記のコマンドの結果、「re-mounted」メッセージが表示されています。これでファイルへの書き込みが可能になりましたので、編集作業に入ります。編集するファイルは、ディレクトリ /mnt/grub にある「menu.lst」です。
画面ではこうなります。これで「menu.lst」の編集画面に入ります。
キーボードの矢印キーで「title Android-x86 7.1-r4」の下にある、「kernel /android-7.1-r4/kernel quit root=/dev/ram0 androidboot.selinux=・・・・」行の先頭にカーソルを移動します。移動したら「$」キーを押してください(これで行末へ移動します)。
このように先ほどカーソルのあった行の行末が表示されます。なお、カーソルの移動はキーボードの矢印キーで行っても構いません。
ここで行の最後に文字列を追加しますが、そのためには、キーボードの「Esc」キーを押してから「a」キーを押して vi をカーソルの右側に文字を入力するモードにします。上の画面のように文字列「nomodeset xforcevesa」を挿入します。「nomodeset」の先頭には半角スペースが入ります。
編集したファイルを保存して vi エディターを終了します。そのため「Esc」キーを押して vi のコマンドモードに入り、続いて「:」「w」「q」の順で入力し「Enter」を押します。これで vi エディターが終了し、編集内容が反映されます。
ただし注意が必要です。今の状態ではUSキーボードとして認識されるため、かなりの記号のキー位置が日本語キーボードとは異なっていることに注意が必要です。日本語キーボードの場合で「:」を入力するには[Shift]+「;」としてください。
編集内容を確認してください。コマンドは以下です。
画面では、
このように入力します。
正しく追加されているかを確認します。正しく入力出来ていたら、VMware Workstation Player のメニューから再起動させます。
上記の処理によって、このよう Android-x86 が起動します。ちょっと時間がかかるかもしれませんが、次の画面に進みます。
クリックするとメニューから日本語を選べます。
下の方にスクロールして「日本語」を選択。
[使ってみる]をクリック。
ここでは、[新規としてセットアップ]としての説明です。適宜選択してください。
設定処理で接続できるWi-Fiを探していますが、前に記述したようにこのホストマシンは有線LAN接続(Wi-Fi接続なし)なので、Wi-Fiの検索をスキップするため[すべてのWi-Fiネットワークを表示]を選択します。
[VirWifi]として認識され、IPアドレスが割り振られます。
Googleアカウントの登録に進みますので、適宜入力と選択を行ってください。ここでは省略します。
注意:まだキーボードはUSキー配列として認識されています。日本語キーボードで「@」を入力するときは、[Shift]+[”]を使います。
一連の Google に関する設定が終わると、[ホームアプリを選択]になります。ここでは「Launchar3」を選択した説明になりますが、お好みでどちらでも構いません。
このようになります。日本語入力や日本語キーボードへの設定は省略いたします。アプリの「Google」や「Chrome」はアップデートが必要ですので、更新処理を行ってください。
ここまでが「Android-x86 のインストール編」になります。次は「ATOM Cam アプリのインストール編」になります。
以上
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