Storage Newsletter(2020.05.27)から
欧米におけるストレージ技術の採用、プロジェクトの優先順位、および製品/機能のニーズ
原題:
Storage Technology Adoption, Projects Priorities and Products/Features Needs in US and Europe
上のリンクにあるストレージに関するユーザー調査/分析を読んでみました。米国企業1,123社と欧州(英、独、仏)企業560社が対象です。この調査では、テクノロジーの採用、プロジェクトの優先順位、製品/機能のニーズなど、合計20の質問項目に対する回答がグラフにまとめられています。
各グラフは米国の結果の降順で並べられており、ざっと目を通すだけでも、各項目における動向が把握できます。
各質問項目を日本語化して記述しますが、正確には上記にあるリンクの原文をご覧ください。以下、日本語化した質問項目です(参考まで)。
テクノロジーと製品に関する質問 |
#1:2020年の新プロジェクトで検討する技術とは? |
テクノロジーとプロジェクトに関する質問 |
#2:2020年のストレージ(およびデータ管理)における優先順位トップ3は? |
テクノロジーと購入オプションに関する質問 |
#3:ストレージ容量のニーズにどのように対応するか? |
テクノロジーとプロセスに関する質問 |
#4:データをどのように保護するか? |
テクノロジーとプロセスに関する質問 |
#5:エンタープライズSaaSアプリケーションを使用の場合、データをどのように保護するか? |
テクノロジーとプロセスに関する質問 |
#6:テープを使うとしたら、どんな役割に使うか? |
テクノロジーと製品の動向に関する質問 |
#7:SDSソリューションを採用中、現在評価中、または近々採用予定か? |
テクノロジーに関する質問 |
#8:サーバ仮想化を採用の場合、ストレージの接続方法は? |
テクノロジーや製品に関する質問 |
#9: vSANや代替品を採用中か、または採用予定か? |
テクノロジーに関する質問 |
#10:コンテナを採用中か、または採用予定か? #10’:モードはステートフルかステートレスか? |
テクノロジーに関する質問 |
#11:SAN(FCまたはIP)を使用中は過去に採用の場合、NVMe-over-Fabricsを採用中もしくは採用を検討? #11′:それはどのトランスポート層か? |
テクノロジーと製品の機能に関する質問 |
#12:2020年に必要な機能および導入予定の機能は? |
テクノロジーとベンダーに関する質問 |
#13:ブロックストレージで検討するトップ3のブランドは? |
テクノロジーとベンダーに関する質問 |
#14:ファイルストレージで検討するトップ3のブランドは? |
テクノロジーとベンダーに関する質問 |
#15:オブジェクトストレージで検討するトップ3のブランドは? |
テクノロジーとベンダーに関する質問 |
#16:セカンダリーストレージで検討するトップ3のブランドは? |
テクノロジーとベンダーに関する質問 |
#17:HCI(サーバ仮想化を含む)で検討するトップ3のブランドは? |
以上が、リンク先の調査/分析における質問項目です。
個人的に興味をひかれた項目は以下です。
#1、オブジェクトストレージが4位と6位に、そしてテープが8位にランク(背景にウォームやコールド領域にあるデータの増加?)。光ディスクはランクに入っていない
#3、クラウド一辺倒ではなく、オンプレミスでの検討も多い
#4、バックアップとしてクラウドを使う「Copy to Cloud」は、10位で順位が低い
#5、SaaS使用においてバックアップが進んでいない(手法が確立されていない?)
#6、テープの用途はバックアップよりもアーカイブとコンプライアンスおよび災害対策
#7、SDSが一般化
#10、コンテナへの取り組みがそれほど積極的ではない
上記の記載内容は独自の理解と個人的な見解であり、間違いがないことを保証するものではないことをご理解ください。
以上です。
すべての記事をまとめた★カテゴリーごとの全記事一覧★がありますのでご覧ください。
≪ Storage Newsletter(2020.05.26)から | HOME | Cisco Webex Meetingsのプロファイル変更 ≫
≪ Storage Newsletter(2020.05.26)から | HOME | Cisco Webex Meetingsのプロファイル変更 ≫