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PCを新しくした話(その3)

 新しくしたWindowsマシン上に、旧Windowsマシンに搭載していた種々のソフト(アプリ)をインストールしていく環境構築を進めていました。

 しかし、途中で面倒な現象に遭遇しました。旧マシン同様に、古いWindowsでしか動作しないソフトを機能させたりテストするためVMware Workstation 12 Playerを導入して、ゲストOSが問題ないかを調べるため動作させていたら、ホストOS(この場合Windows 10 pro)上で「Page Fault in No Paged Area」というブルースクリーンのエラーが再び発生しました。

 また物理メモリーの障害か?? ということで Memtest86でテストを行ったのですがメモリーに問題はありません。念のためSSDもチェックしましたがハード的な問題は検出されませんでした。

 現象を見るためゲストOS(Windows 7 pro)を起動させて放っておき、ホストOS(Windows 10 pro)で、タスクマネージャーとリソースモニターで状況を確認すると、コミット済み(コミットチャージ)が物理メモリーと仮想メモリーの合計値にじわじわと近づき、最終的にコミットチャージが100%に達してしまうのです。

 使用物理メモリーには余裕があるのにです(使用割合は1/4以下)。VMware Playerやchrome、kasperskyなどのプロセスがメモリーを多く消費しているといっても、それらのメモリー消費量は500MBほどにすぎません。不思議なことに、メモリーのコミット済みの量は増えるのに物理メモリー使用量が連動して増えていきません。

 このときゲストOS上の状況をタスクマネージャーとリソースモニターで振る舞いを見ていると、こちらはコミット済みと使用物理メモリーの割合は両方とも100%近くに達しています。ゲストOSでメモリーを多く消費しているのは、svchost(netsvcs)というプロセスで、これはWindows Updateサービスに関連しているらしい。

 Page Fault in No Paged Areaのブルースクリーンエラー現象が発生する状況はわかったのですが、新PC環境の構築を急ぐのでこれ以上のtrouble shootingの時間がありません。よって、仮想ゲストOSを動かすための仮想化ソフトとしてClient Hyper-Vを使用するというworkaroundにチャレンジすることにしました。

 Client Hyper-Vを導入してゲストOS(Windows 7 pro)をしばらく走らせてみましたが、ホストOS上でコミット済みの値は100%に達することはなく「Page Fault In No Page Area」のブルースクリーンエラーは発生しません。しかし、別の悩みが出てきました。これについては、別途の記事とします。



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[ 2017年05月07日 17:02 ] カテゴリ:Homebuilt computer | TB(0) | CM(0)
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