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故障したAirMac Expressを復活させてみました

Apple製品環境(MacBook Air、iPad Air2など)を使っている方のために、AirMac Expressを使ったWi-Fiアクセスポイントを設定してあげました。が、暫くしてAirMac Expressの『LEDが点かなくなった』と連絡がありました。


確かに、リセットボタンを押しても反応しません。故障した(壊れた)のです。『もう捨てることになるので不要』ということなので、AirMac Expressをもらってきました。


ネット上にある情報をもとに分解してみました。AirMac Express筐体にはネジなどありません。「ノミ」を使って筐体を開けました。本体に「ノミ」を深く食い込ませないようにしなければなりません。内部のモジュールを破壊しないよう注意が必要です!


AirMacExp_分解

内部が分かるように広げた写真です。左にある電源部と右にある無線LAN(Wi-Fi)の二つのモジュールに分かれています。電源部は無線LAN部に出力する6ピンオスコネクタ部をはぎ取ったあとの状態です。このコネクタを別の電源に接続にするときに利用することにしました。


目視では電源部に焼け焦げなどの箇所を確認できません。しかし、電源部のコネクタから出力される電圧(+5Vと+3.3Vの二種類)を測ってみましたら、両方とも規定の半分以下の電圧しか出ていません。やはり、電源部が故障してしまったのです。


WiFi部電源入力

無線LANへの電力を入力する6ピンメスコネクタです。これに(上で説明した)電源部からはぎ取った6ピンオスコネクタを接続します。


半田付けしたコネクタ

電源部にあった6ピンオスコネクタを無線LAN部の電源入力コネクタにつなぎ、(写真の方向で)下から1~2ピンにオレンジ色のリード線をハンダ付け(+3.3V用)、下から3ピン目に赤色のリード線をハンダ付け(+5V用)、4~6ピンは黒色のリード線にハンダ付け(COM用)しています。無線LANへの入力コネクタの配置(赤色が5V、オレンジ色が3.3V、黒色がCOM)に合わせるだけですので簡単です。


ATXコネクタへ接続

上記でハンダ付けした3本のリード線を余っているATX電源24ピンコネクタに接続しています。赤色リード線はPin#23の+5V、オレンジ色リード線はPin#12の+3.3V、黒色リード線はPin#24のCOMを利用しています。


この結果、AirMac ExpressはLEDランプが緑色に点灯して復活しました。PCでの設定も問題なくできて、Wi-Fiアクセスポイントとして正常に機能しました。


ほかに使っていない電源(12V & 5V出力)があるので、12Vto3.3VのDC-DCコンバーターを手に入れてAirMac Express用にしても良いのですが、『AirMac Expressそのものの使い道があるかな~?』、と迷っています。



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[ 2018年11月21日 21:34 ] カテゴリ:misc. | TB(0) | CM(0)
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