EaseUS Partition Master Professional:続編[2]
EaseUS Partition Master 12.10(以下epmと表記)の操作説明の続編その2です。
1台のドライブ上に2個のパーティションがあるストレージ構成はよく見かけるパターンです。CドライブとしてWindowsのOSが入っていて、ユーザーデータ用としてDドライブがある構成です。
上記のストレージ構成(CおよびD)でPCを使っているうち、Windows OSを入れているCドライブ(正確にはパーティション)の容量に余裕がなくなってきた場合、パーティションを操作してCドライブの容量サイズを増やす必要が出てくることがあります。そのとき、まだDドライブ(正確にはパーティション)に余裕があれば、Dドライブのサイズを縮小して、その分をCドライブに割り当てることができます。
今回は、この操作を行ってみます。簡単な操作です。
操作前のエクスプローラーでドライブの状態を示すスクリーンショット
この状態では、Cドライブ(正確にはパーティション)に十分に余裕があるのでサイズを増やす必要はないのですが、この例を使ってDドライブ(正確にはパーティション)のサイズを約10GB縮小し、Cのサイズを約10GB増やす操作を説明します。
大まかな手順は以下となります。
- Dのサイズを削り、未割り当て領域を作成
- 上記の保留した操作を実行
- 未割り当て領域を使って、Cのサイズを増やす
- 保留した操作を実行
Dパーティションのサイズを縮小し、未割り当て領域を作成
epmを起動して、上記項目の1と2を行います。
「D: Data」を右クリックしてメニューを表示し、[パーティションのサイズ調整/移動]をクリック
「パーティションのサイズ調整/移動」のウインドウが表示。Dパーティション領域の前側(左側)に「未割り当て領域」を作るため、左端にあるハンドルを右にスライド
約10GBの領域を確保。[OK]をクリック
約10GBの「未割り当て」領域を作成する処理が保留中。[適用]をクリック
「変更を適用」のウインドウが表示されるので、[OK]をクリック
処理の状況を示す「変更を適用」のウインドウが表示される
「完了」ウインドウが表示されたら、[OK]をクリック
未割り当て領域を使ってCパーティションのサイズを増加
「未割り当て領域」を確保できたので、Cパーティションのサイズを増やす操作を行います。
「C: Windows10」を右クリックしてメニューを表示し、[パーティションサイズの調整/移動]をクリック
「パーティションのサイズ調整/移動」のウインドウが表示。Cパーティション領域の後側(右側)にあるハンドルを右端までスライド
「未割り当て領域」がなくなり、Cのサイズが約10GB増加することになる。[OK]をクリック
上記の保留中の処理「パーティションのサイズ調整...」を[適用する]
「変更を適用」のウインドウが表示されるので、[OK]をクリック
処理の状況を示す「変更を適用」のウインドウが表示される
「完了」ウインドウが表示されたら、[OK]をクリック
保留の処理が終了した状態。Cパーティションのサイズが約10GB増えて、Dパーティションのサイズは約10GB減っている
エクスプローラーで操作後のドライブ(正確にはパーティション)の状態を確認。Cドライブ(正確にはパーティション)のサイズが約10GB増えて、Dドライブ(正確にはパーティション)のサイズは約10GB減っている
Windowsを再起動させる必要がなく、簡単にCドライブ(正確にはパーティション)のサイズを増やすことができました。
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