EaseUS Partition Master Professional:続編[1]
EaseUS Partition Master 12.10(以下epmと表記)の操作説明の続編です。いろんな機能を紹介しています。今回は、Windowsシステムを含まないパーティションの分割と統合(マージ)の機能です。
前回の1回目となるepm紹介では、「データ1(E:)」パーティションを作成しました。今回は、このパーティションを分割して新たに「データ2(F:)」パーティションを作成します。その後、これら「E:」と「F:」パーティションをひとつにまとめる(マージ)作業を行ってみます。
epmの機能としては、
- パーティションを分割しても、もとのデータが保持される
- 二つのパーティションをマージしても、もとのデータが保持される
となるのですが、特に2の場合にどのような状態になるか興味があります。
最初の状態をエクスプローラで表示。デバイスとドライブ項目に、「Windows10(C:)」と「データ1(E:)」が表示されます。ここにある「E:」を二つに分ける操作を行います。操作が終了すればシステムには、ドライブが合計3台として見えることになります。
「データ1(E:)」の中には、「フォルダー1」といくつかのデータを入れてあります。この「データ1(E:)」を分けても、この中にあるデータ(ファイル)は維持されます。
パーティションの分割
では、最初にパーティションの分割から始めます。epmを起動します。
「E: データ1」をクリック ⇒ 右クリックでメニューを表示 ⇒ メニューから[パーティションのサイズ調整/移動]をクリック。
パーティション調整用のウインドウが開きますので、右にあるハンドルを左にドラッグ。
「未割り当て領域 後:」に新たな領域、この例では「E: データ1」の右側に『未割り当て』、が作成される操作の準備できました。[OK]をクリック。
「保留中の操作」の箇所に、『パーティションのサイズ調整...』が表示されています。続いて、
作成した『未割り当て』をクリック ⇒ 右クリックでメニューを表示 ⇒ [パーティションを作成]をクリック
新パーティション作成用のウインドウが開きます。パーティションラベル項目に「データ2」と入力。ここではドライブレターを「F:」にし、ファイルシステムは「NTFS」、クラスタサイズは「4KB」とします。大抵はこのままでOKですが、目的によって適宜変更してください。[OK]をクリック。
「保留中の操作」の箇所に、『パーティションを作成 ディ...』が追加されています。[変更を適用]マークをクリック
保留中の2操作を「適用」するかの確認です。[OK]をクリック
処理が進行します。
2操作が完了。[OK」をクリック
処理完了後の状態です。保留中の操作は残っていないことがわかります。
エクスプローラーで、ドライブを表示します。目的通り、『データ2(F:)』が作成されました。データ1(E:)には元のファイルが残っているかを確認します。
元のフォルダーとファイルは保持されています。(ここでは表示を省きますが、フォルダー1の中にあったファイルもきちんと保持されています)
続いて、統合(マージ)の操作です。
パーティションの統合(マージ)
今度は、「E」と「F」パーティションを統合(マージ)してみます。別々の「E」と「F」を新しい「E」に一つにまとめる操作です。
データ2(F:)に入れたファイル(画像)です。これがマージ後どのようにまとめられる(保持される)のかを試してみます。
こちらは、データ1(E:)の中にあるファイル(データ)です。
epmを起動 ⇒ 「E: データ1」をクリック ⇒ 右クリックしてメニューを表示 ⇒ メニューから[パーティションをマージ]をクリック
パーティションマージ用のウインドウが表示。[F: データ2]にチェック。ここでは、[選択したパーティションを以下とマージ:]項目で「E: データ1]を選択。[OK]をクリック
「パーティションにファイルシステムをチェック」ウインドウが表示され、終了すれば自動的に閉じます
保留中の操作の箇所に『パーティションをマージ...』が表示されます。[変更を適用]マークをクリック。
保留中の1操作を「適用」するかの確認です。[OK]をクリック
処理が進行します。
1操作が完了。[OK」をクリック
処理完了後の状態です。保留中の操作は残っていません。「E: データ1」と「F: データ2」がマージされた「E: データ1」が作成されました。
エクスプローラー表示でドライブを確認します。当初の目的通り、『データ1(E:)』が出来ています。
最初から「データ1(E:)」に入っていたファイルは、保持されています。新しいフォルダー『Local Disk F_924201884』が出来ています。これがマージ前に「データ2(F:)」に入っていたファイル一式です。フォルダーには自動的に元のパーティションレターと処理を行った年、月、日、時刻を使って命名されています。「2018年9月24日 8時4分」に処理したため、『9月24日2018年8時4分』の並びで、『924201884』となります。
そのフォルダー「Local Disk F_924201884」の中を見ると、マージ前のデータが残っています。
以上のように、epmはパーティションの分割や統合に使ってみましたが、操作は簡単です。
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