椎間板ヘルニア
いつものように、ストレッチエリアのマットでひとりヨガをしていると、よく話をする人が深刻そうな顔で話しかけてきました。「椎間板ヘルニア」になってしまった、というのです。
足の裏がしびれる(感触がおかしい)ので整形外科にいったところ、MRIの検査で1カ所椎間板が突き出している「椎間板ヘルニア」と診断されたそうです。処方としては、ビタミン剤の飲み薬だけということでした。
本人はショックを受けたようですが、『そんなに心配することはありません。ヨガで治ります』と伝えました。経験上、手術もしないでしびれがとれ、症状がひどくならないで治ったからです。
私は、もともとひどい腰痛持ちです。ぎっくり腰をよ~く起こしていました。起き上がれなくなり、寝ているだけの状態も何度もありました。あるときから左脚のももから下にしびれがでたので、整形外科にいったところ、MRIで腰椎部分の2カ所(2番と3番目、そして4番と5番目)にヘルニアがあることがわかりました。そのままにしておくと脚が麻痺することがある、との診断でした。
手術はしたくなかったので、1ヶ月入院して理学療法的(?)な治療を行ってもらいました。
午前と午後の2回、各約1時間ほど、腰回り、背中、もも、ふくらはぎなどをほぐすストレッチです。手術したくない一心で、一所懸命やりました。その結果、しびれの症状は完全に取れました。
治療で行ったストレッチ体操のやり方は、ヨガで行うポーズと全く一緒です。ですから、スポーツクラブの「椎間板ヘルニア」になった方には、ヨガを強くお勧めしたのです。
ただ、独学のヨガでは症状を悪くする可能性もありますので、オーソドックスなヨガをベテランの指導者からポーズを習ったほうがよいと思います。
スポーツクラブでは、ストレッチアリアが以前よりは混んできましたので、身体をほぐすことの重要さの認識が進んだように思います。でも、筋トレやエアロだけという人もまだ多いようです。
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