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SambaにUbuntuのGUIファイルマネージャーを使ってアクセス

SambaにUbuntuからアクセスするコマンドを使わない方法!


DebianにSambaを導入して、NAS的に使っています。主にWindowsシステム間でファイル共有の目的です。このSambaにUbuntuからもアクセスできると便利なので、GUIのファイルマネージャーを使う簡単な方法を試してみました。


通常ですと、Ubuntuに標準で導入済みのcifs-utilsパッケージのコマンドを使うのですが、今回は、Ubuntu上にsmbclientやcifs-utilsパッケージのコマンドを使わないで済む方法です。


Buffalo製の古いNAS(LS-XH500L)を使っています。製品の仕様にはlinuxが対応OSとして含まれていませんが、この方法を使ってアクセス出来ます(当然サポート対象外になりますが)。

使用環境と準備

使用したのは、Ubuntu 17.10.1と18.04.1。ともに英語版。そしてDebianのSambaはVersion 4.5.12です。


アクセスにはあらかじめ、構築したSambaシステムのIPアドレス、Samba上に作成したユーザー名とパスワード、Workgroup名を確認しておくことが必要です。

操作編

1. ubuntuDesktop.gif
Ubuntu 18のデスクトップから、左側にある「Files」アイコンをシングルクリック

2. ubuntuFileManager01.gif
「Other Locations」をクリック

3. ubuntuFileManager03.gif
「Connect to Server」の入力領域に、先頭に『smb://』を入れてアクセスしたいSambaシステムのIPアドレスを入力。続いて「Connect」をクリック

4. ubuntuFileManager04.gif
Sambaで設定した共有領域(共有ディレクトリ or 共有フォルダ名)『smbshare』(例です。設定によって名称は異なります)が表示される。このフォルダをクリック

5. ubuntuFileManager05.gif
共有領域にアクセスするため、「Registered User」をチェック。Sambaで設定した「Username」と「Domain」、「Password」を入力。「Domain」は、特にドメインを設定してないのでWindowsとの接続で使っている「Workgroup」名を入力(省略不可)。「Connect」をクリック

6. ubuntuFileManager07.gif
Sambaの共有領域が表示されアクセス可能。デスクトップには『smbshare』のフォルダーが表示

7. ubuntuFileManager08.gif
マウントを解除するには、「Umount」マークをクリック。共有領域へのアクセスは解除される

8. ubuntuFileManager10.gif
トップの共有領域下にある指定のフォルダ下のみを共有領域として表示することも可能。そのときは『smb://IPアドレス/共有フォルダ名/フォルダ名』で指定。ここの例では、『/smb://192.168.1.200/smbshare/new』とし、『new』以下のみを共有領域として表示

9. ubuntuFileManager11.gif
フォルダ-『new』以下のファイルが表示。特定のフォルダー以下を共有領域として使用可

参考:サーバーのアドレス指定

ファイルマネージャーの「Connect to Server」の箇所にはヘルプがあります。「?」をクリックすると表示されます。

 ubuntuFileManager12.gif

プロトコルの種類によって、先頭のPrefixを変えてサーバーを指定できます。今回は、Sambaなので『smb://』を使いました。



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[ 2018年08月04日 06:31 ] カテゴリ:linux | TB(0) | CM(0)
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