ワイヴァンアイエス研究所ブログ

ストレージシステムやITの技術動向やテクノロジーなどを紹介。その他、趣味的な話題もあります

SATA Port Hot Plug

使用しているWindows PC(自作)の設定記録です。


内蔵HDD(SATA)が「ハードウエアの安全な取り外し」に表示されていて、それを非表示にしたいときの参考になるかと思います。

HotPlugEabled_New.png

USBフラッシュメモリーを接続していないのですが、USBデバイスのアイコンが表示されています(点線の赤丸部)。


HDDindicate_New.png

USBデバイスのアイコンをクリックすると、内蔵のSATA HDDが「ハードウエアの安全な取り外し」に表示されています(点線の赤丸部)。


上のスクリーンショットのように表示されているのは、ホットプラグ機能がマザーボードとHDDでサポートされているので故障ではありません。しかし、内蔵HDDのホットプラグを利用することはない(PCケースのHDD用ベイがそれ用にできていない)ので非表示にすることにしました。


  • 接続HDDの Bus Numberをレジストリに「TreatAsInternalPort」キーとして追加する、という方法を試しましたが、効果はありませんでした。

  • BIOS設定を変更して非表示にしました(以下は、マザーボードに「X570 AORUS PRO」のAmerican Megatrends Inc. バージョンF10での設定です)。

起動時にBIOS設定に入り、「Settings」タブから以下のようにたどります。


IO Ports > SATA Configuration > Chipset SATA Port Hot Plug


そして、項目の値を「Enabled」 ⇒ 「Disabled」に変更します。

その結果、内蔵SATA HDDはUSBデバイスの「ハードウエアの安全な取り外し」に表示されなくなりました。

HotPlugDisabled.png

なお、上記のBIOS設定は各マザーボードやバージョンによって異なります。ご使用製品のマニュアル等に目を通してから操作してください。

以上です。



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[ 2020年03月29日 20:55 ] カテゴリ:Homebuild computer | TB(0) | CM(0)

バックアップウインドウとスケールアウト

  • はじめに

長くなりそうなので結論を先にします。重複排除バックアップストレージでは、バックアップ速度のみではなくリストア速度も重要という説明をしてきました。今回は「アップグレードの方法」にも配慮が必要、という内容です。

  • バックアップウインドウ

バックアップウインドウですが、『データバックアップのために使用できる時間枠』のことです。最近では、業務アプリケーションの稼働時間が長くなってきているため、バックアップに割ける時間は限られています。バックアップウインドウを長くとることは避けたいのです。

例えば、平日の深夜にバックアップウインドウが3時間とれるとして、このバックアップウインドウ内でバックアップ運用を設計し運用を始めたとします。当初は良いのですが、時間の経過とともにバックアップ運用が所定のバックアップウインドウに収まりきれない状態になります(バックアップ時間が2時間、2時間半、3時間超、というように増えてきます)。なぜなら、データ量が増加するからです(参考『世界データ生成量』)。ごく自然な話です。

データ量の増加への対応はストレージ容量を増加することで解決できます。多くの重複排除バックアップストレージは「シェルフ」追加で容量のみを増設するアップグレードで対応していきます。容量への対応という点ではなんら問題はありません(それぞれ装置によって容量増設の限界はありますが)。

しかし、『時間』の側面はどうでしょう。容量のみ増加のアップグレードではバックアップ時間が長くなることは避けられません。

  • スケールアップとスケールアップ

一般のストレージ装置の話になりますが、アップグレードには「スケールアップ」と「スケールアウト」があるのはご存じかと思います。専用の重複排除バックアップストレージにも、この二種類のアップグレード方法があります。容量の増加のみにシェルフ追加で対応するのが「スケールアップ」で、容量と重複排除エンジン能力の増加に対応するのが「スケールアウト」です。専用の重複排除バックアップストレージの多くは「スケールアップ」型となります。まだ多くはありませんが、重複排除バックアップストレージでも「スケールアウト」型もあります。

  • 重複排除バックアップストレージでのスケールアップとスケールアウト

スケールアップ型の重複排除バックアップストレージで問題になるのは、バックアップウインドウに収まらなくなった時のアップグレードです。これまでの装置では時間枠に収まらないので、高処理能力の上位機種に上位機種にそっくり置き換え(入れ替え)なければなりません。これを「フォークリフトアップグレード」なんていったりします(フォークリフトを使って装置を運ぶイメージ)。それまでの投資を捨てることになりますし、置き換えですから、システムの停止も伴います。

スケールアウト型では、アップグレード時に容量だけではなく重複排除エンジンのリソースも追加しますので、バックアップ時間の増加を抑えます。所定のバックアップウインドウ内に収められることで、バックアップ運用を長く継続できます。装置の増設においては、これまでの装置と混在して継続使用できますので、投資を有効に活用できます。たいてい運用を止めずにアップグレードが可能です。

  • まとめ

重複排除バックアップストレージでの重要な要素は、バックアップ速度、リストア速度、アップグレード方式、になります。個人的な意見ですが。

  • 補足

関連する過去記事として、「複排除バックアップストレージの意外な盲点」「VMに適切な重複排除バックアップストレージの条件」「ターゲット型バックアップ重複排除処理の種類」があります。

データの増加に関しては、データアーカイブの検討が有効で価値がありますが、今回はデータアーカイブには言及しません。バックアップにのみ着目して単純化した内容です。データアーカイブについては、ちょっと古くなりましたが「データ駆動型社会を支えるデータアーカイブ」という過去記事をご覧ください。



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[ 2020年03月19日 19:30 ] カテゴリ:バックアップ/リストア | TB(0) | CM(0)

モニター画面(蓋)を閉じてもスリープさせないメモ

6週間ほど前に「CentOS 8 (CUI環境)の画面を一定時間後に消灯するメモ」で、ノートPC上にsambaを構成したときスクリーンを一定時間後に消灯する方法を紹介しました。


さらにノートPCなので、モニター画面(蓋、カバー)を閉じてもスリープさせない設定にしてあります。運用中に誤ってモニター画面を閉じても中断しないようにするためです。以下のようにしたら、カバー(蓋)を閉じてもスリープしなくなりました。比較的容易な設定です。

/etc/systemd/logind.confの設定を変更

まず、以下のコマンドで元の login.conf をコピーしておきます(元に戻せるように)。


# cp –p /etc/systemd/logind.conf /etc/systemd/logind.conf-org


そして、logind.org を編集しますが、「#HandleLidSwitch=suspend」という行を見つけたら以下のように変更します。


HandleLidSwitch=ignore


つまり、行頭の「#」を削除して、「suspend」を「ignore」に変更します。編集を終えて書き込んだら、以下のコマンドで反映させます。


# systemctl restart systemd-logind.service


以上です。



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[ 2020年03月15日 14:40 ] カテゴリ:linux | TB(0) | CM(0)

ゴーグル曇り止め代用品

グーグル(Google)ではなく、ゴーグル(水泳の)の話です。つまりITの話ではありません。


プールで1時間も泳いでいると、途中でゴーグルの内側が曇ってきて泳ぎに集中できなくなります。途中で専用の曇り止めを付けなおしするのは結構面倒です。


そこで、水泳で使う「ゴーグル」の曇り止めの代用品として中性洗剤を使ったら効果が長持ちしたということを、「ゴーグルの曇り止め」と「ゴーグルの曇り止め。その後」で紹介しました。だいぶ前のことになります。


最近はその方法を行っていません。 別の代用品を使う方法に変えました。それは、シャワー室に備え付けてある「シャンプー」です。泳いだ後シャワー室で体を流すときに、ゴーグルの内側に少量のシャンプーをたらし、周りのゴム部と内側を指で(爪を立てないで)やさしく洗います(すすぎは十分にしてください)。その後、陰干ししますが、注意として次に使うときまでゴーグルの内側を指で触らないようにします。


このようにするだけで、翌日に一時間泳いでもゴーグルが曇ることはありません。とても簡単で気軽にできる方法です。



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[ 2020年03月11日 20:13 ] カテゴリ:スポーツクラブばなし | TB(0) | CM(1)

ターゲット型バックアップ重複排除処理の種類

反省を込めた内容です。

ターゲット型バックアップ重複排除ストレージについては、『いつ重複排除が行われるか』というタイミングによって、「Inline(インライン)」型と「Post-Process(ポストプロセス)」型に分類されるのは、ITのストレージ関係者にはよく知られていることかと思います。


このブログでも2015年に「インライン」型と「ポストプロセス」型の対比表を紹介したことがありました。その当時は、この二つのタイプのみが存在して、バックアップには「ポストプロセス」型から発展して出現した「インライン」型の重複排除が市場での事実上の標準であり、「インライン」型を採用すればバックアップ対応に特に問題はない、との思い込みがありました。しかし、バックアップを検討するにあたっては、リストアへの考慮を抜きにしてはいけない、とのことから処理方式を調べなおしてみました。そして分かった内容から、「重複排除バックアップストレージの意外な盲点」と「VMに適切な重複排除バックアップストレージの条件」の2つの記事をアップしました。


さて、インラインとポストプロセスの2種類以外に「Adaptive(アダプティブ)」という処理方式があることが分かったため、今回はそれを含めた比較表を作成してみました。なお、説明を簡略化するため、レプリケーション処理は省略してあります(基本的に、レプリケーションは重複排除と同じタイミングで開始)。


データ取り込み(ingest:インジェスト)時の動作による分類

分類 インライン

アダプティブ

(ランディングゾーン使用)

ポストプロセス
重複排除のタイミング(バックアップサーバーからデータを受信したときの振る舞い)
  • 直ちに重複排除を開始
  • ディスク(ストレージ)に保存する過程(途中)で重複排除
  • ディスクには重複排除された形式でのみ格納(バックアップアプリのネイティブフォーマット形式では保存されない)
  • ランディングゾーン(特定のディスク領域)への書き込みとともに、重複排除を適応的(ランディングゾーンへの書き込みを最優先)に実行
  • ディスク(ストレージ)には、バックアップアプリのネイティブフォーマットのイメージおよび重複排除されたデータの二種類が保存
  • ランディングゾーン(特定のディスク領域)へ格納
  • その後に重複排除を開始
  • ディスクには、バックアップアプリのネイティブフォーマットイメージおよび重複排除されたデータの二種類が保存
プラス面
  • バックアップイメージをストレージ上に保持する特定領域が不要(ポストプロセス型に比べて必要なストレージ容量は約1/2)
  • 現在の主流で、市場における事実上の標準
  • 技術が最新の印象
  • データ取り込みの終了に重複排除処理の影響を受けない(バックアップサーバーから見て重複排除処理のオーバーヘッドを気にせずに完了)
  • リストアは高速(ランディングゾーンのバックアップイメージがそのまま使える場合は重複排除されたデータを再構成する処理が不要)
  • データ取り込みの終了に重複排除処理の影響を受けない(バックアップサーバーから見て重複排除処理のオーバーヘッドを気にせずに完了)
  • リストアは高速(ランディングゾーンのバックアップイメージがそのまま使える場合は重複排除されたデータを再構成する処理が不要)
  • 重複排除処理に必要な高性能なCPUやメモリーなどにかけるコストが少なくて済む
マイナス面
  • データの取り込み時に重複排除処理のオーバーヘッドが発生することがある
  • リストア速度はバックアップ速度と比較してかなり低速(ランディングゾーンを使用した方式と比べて低速)
  • 重複排除処理に高性能なCPUやメモリー容量などが必要(CPUやメモリーなどにコストがかかる)
  • ネイティブのバックアップイメージを保持する特定の領域が別途必要(インライン型に比べて約2倍のストレージ容量)
  • 市場での認知度が低い
  • ネイティブのバックアップイメージを保持する特定の領域が別途必要(インライン型に比べて約2倍のストレージ容量)
  • 技術が古い印象

*「アダプティブ」処理の記述については、個人的に理解した内容です。もう少し知りたい場合は、例えばExaGridの情報が参考になるかと思います。なお、記載内容につきましても個人的な見解であり、間違いがないことを保証するものではないことをご了承ください。



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[ 2020年03月04日 12:25 ] カテゴリ:バックアップ/リストア | TB(0) | CM(0)