ワイヴァンアイエス研究所ブログ

ストレージシステムやITの技術動向やテクノロジーなどを紹介。その他、趣味的な話題もあります

テープ屋さんの悩み

テープストレージに関わるエンジニアやベンダーの悩みの話です。


『ITインフラ構築を生業とする販売代理店やSI等のエンジニア、セールス、商品企画者や企業のインフラ担当者からは、最新の「テープストレージ、テープテクノロジー」がほとんど(全く)認識されていない』のです。


テープストレージは今でも進化を続けています。「ハイテク」の産物であり、その結果、高性能化しているのですが・・・・・。


上記の業界人を3つの世代層に分けて、テープがどのように把握されているかを表にしてみます。

テープ理解分布

上記は、あくまでも個人的な判断ですが傾向としては合っているような気がします。


この表の結果をみると、どの世代層からも正当な評価を受けていないことになります。


このような結果になったひとつの原因として、過去(25年ほど前?)、某外資企業による『Tape is Dead!』の強烈なプロパガンダがあったことが考えられます。これに洗脳されてしまった人々が当時どれほど多くいたことか! 今でもそれが尾を引いている気がします。


現在の状況としては、

  • 若い世代は、テープストレージを知らない
  • シニア世代はテープを知っているが、昔のテクノロジーしか知らない

全体として、正確な知識を持ち得ない環境・状況になっているのです。


シニア層が持っているテープの知識の代表的なものは以下でしょうか。昔の古い知識をベースにしたイメージが抜け切れていないのですね。

  • スピードが遅い
  • すぐメディアがよれよれになってデータが読めなくなる
  • 磁気転写を起こしデータが読めなくなる
  • 保管したテープはときどき巻き直しが必要だ
  • メディアを出したり入れたりが手間がかかる
  • テープのデータを読み書きするには高価なアプリが絶対必要

テープは決して「ローテク」ではありません。古い概念を捨てて、この機会にテープテクノロジーの最新情報に触れてみてはいかがでしょうか。


読みやすい資料が数多くJEITAのサイトにまとまって紹介されています。手始めに読むとしたら、「テープストレージ動向-2017版-(pdf)」をお勧めします。


Tape Storage Is Not Dead!


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[ 2018年04月26日 21:00 ] カテゴリ:ストレージシステム | TB(0) | CM(0)

ルーターにログインするには?

このところ、「ルーターへのサイバー攻撃」に関するニュースが多く流れています。


簡単にできる対策として、パスワードを初期設定のままにせず「変更」する大まかな流れを説明します。



各家庭においても、有線やWi-Fi経由でPC、タブレット、スマートフォンを外部のインターネットに接続するときは、ほとんどの場合、この「ルーター(注1)」のお世話になっているのですが、そのことを認識していても、「パスワード変更」の意味が分からないと対策の取りようがありません。「ルーター」もユーザー名やパスワードで管理されるアカウントを持っています。


注1)回線業者やプロバイダーによって、「ルーター、ゲートウェイ」などのように名称が異なることがあります。


多くのニュースソースにありますが、直ぐにとれる対策のひとつとして、パスワードを推測されやすいものや初期設定のまま使わずに変更することが勧められています。もちろんファームウェアも更新した方が良いのですが、取り急ぎ、パスワードを見直しましょう。



では、実際問題として、『具体的にルーターのパスワードを変えるには、何をどうしたらよいの?』ですが、ルーターもコンピュータの一種ですから、アカウントがあります。そのアカウントを使って、ルーターにログインします(PCにログインするのではありません!)。ルーターにログインしたら、そのパスワードを変更する、という手順になります。

ルーターを探す

物理的に探すのではなく、ログインするためにLAN上にあるルーターのIPアドレスを探します。Windows PCなら、コマンドプロンプトを起動して、「ipconfig」コマンドを使うと良いでしょう。


Windows 10ならば(注2)、①タスクバーのコルタナに「cmd」と入力し、②メニューの「コマンド プロンプト」をクリックします。

cmd.gif


コマンド プロンプトのウインドウで、半角英数字で ipconfig と入力してEnterキーを押します。

ipconfig_output.gif

赤いアンダーラインがコマンドipconfigを入力した箇所です。デフォルトゲートウェイ項目の出力箇所(赤い四角枠)に「aaa.bbb.ccc.ddd」のようなドットで区切られた数値が出力されます。例えば、192.168.0.1や192.168.11.1のような並びです(実際の環境によって異なります)。これがルーターのIPアドレスになります。


注2)Windows 7/8.1でも使える他の方法:「Windowsロゴ」キーを押しながら「r」キーを押すと、「ファイル名を指定して実行」ウインドウが表示されるので、名前(O:)の欄に「cmd」を入力し「エンター」キーを押す。

ルーターにログインする

PCのブラウザーのアドレスフィールドに、上記で判明したIPアドレスを入力します。反応にちょっと時間がかかるかも知れませんが、ユーザー名やパスワードの入力を求める画面になります。

これは参考例です。実際の画面はご使用のルーターによって異なります。

Gateway_login_window.gif

ユーザー名やパスワードは、初期設定(デフォルト)のままであれば、取扱説明書を調べるかプロバイダーやルーターメーカー等のヘルプデスクに確認することになります。


ログインできたら、アカウントのパスワードを変更するのですが、これも各ルーターによって操作が異なりますので、取扱説明書などで確認することになります。ただ、ブラウザー上のメニューで行う操作ですから、決して難しい操作ではありません。大抵は、メニューの「管理(設定)」から「パスワード(設定)」に進んで変更を行う操作になります。


出来ればついでに、ルーター上のファイアーウォールなどのセキュリティを「有効」に設定し、ファームウェアも最新バージョンに更新しておくと良いでしょう。


ルーターにログインできさえすれば、今回問題となったDNS設定についても、勝手に改ざんされているかどうかの確認が出来ます。


さらに、外部からルーターのポートが不用意に開放されているかどうかを調べるには、

ネットワーク状態を知る(外部からの見え方): http://yvernis.blog.fc2.com/blog-entry-58.html

をご参照ください。このポートの状態によっては、ルーターの設定変更を検討することになります。


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[ 2018年04月08日 21:06 ] カテゴリ:misc. | TB(0) | CM(0)

SMBus Host Controller not enabled!

VMware Workstation 14 Player上に Ubuntu 17.10.1を構築していますが、ときどき正常に起動できなくなります。


Ubuntuのデスクトップまでたどり着けず、「(initramfs)」というプロンプトを表示させて止まってしまうのです。そのたびに、「fsck」コマンドでファイルシステムの修復を行い、正常にブートさせるという操作を行っていました。


少し気にはなってはいたのですが、対応していなかったVMware Workstation Player起動時のコンソールに現れるエラーメッセージ(以下)が原因かも知れないので調べてみました。

piix4_smbus 0000:00:07.3: SMBus Host Controller not enabled!


↓実際に出力されたメッセージのスクリーンショット

SMBusHostCtlrNotEnable.gif


これまでこのエラーメッセージを無視していたのですが、今回解決策を調査して見たところ、ネット上にはESXiやVirtualBox上でも上記のエラーメッセージが出現するという情報がありました。


先ず、解決策として簡単そうだったのは「.vmxファイルに以下の行を追加」という情報でした。

cpuid.1.eax = "0000:0000:0000:0001:0000:0110:1010:0101"


参考:https://www.youtube.com/watch?v=CCplWoIcwx4

結果は、効果なし、でした。起動時のメッセージは相変わらず表示されます。


効果があったのは、以下のサイトにある解決策でした。

http://tomos-umi-tsubame.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/vsphere-41-50-f.html


上記サイトに書かれている情報は、ESXi 5.0とUbuntu11.10の環境での対策ですが、今回のVMware Workstation 14 PlayerとUbuntu 17.10.1においても効果がありました。そのコマンド(方法)を転記し、少し説明を加えます。(以下、Ubuntuが起動してデスクトップ上での操作になります)


[1].ロードされているカーネルモジュールの中にi2c_piix4が存在するかを確認します。起動時にメッセージが出現するのですから、存在しているはずです。

以下のコマンドを一般ユーザーとして実行(スーパーユーザーでも可)

■Terminalに入力するコマンド(一般ユーザー)
lsmod | grep i2c_piix4

[2].ic2_piix4のモジュール名やサイズが出力(表示)されます。存在することが確認されたら、スーパーユーザー(ルート特権)として、以下の2つのコマンドを実行します。

最初のコマンドで削除するi2c_piix4モジュールを指定し、2番目のコマンドでinitramfsを更新します。

■Terminalに入力するコマンド(スーパーユーザー)
echo blacklist i2c_piix4 >> /etc/modprobe.d/blacklist.conf
update-initramfs -u -k all

update-initramfs(initramfsの更新)では、処理に時間が少しかかりますが、以下のログ(スクリーショット)が表示されました。スクリーンショットのアンダーラインを引いた最初の行は、入力したコマンドです。

update-initramfs.gif


Ubuntuを再起動して、このトピックの最初に記載したエラーメッセージ(piix4_smbus 0000:00:07.3: SMBus Host Controller not enabled!)が起動時に現れなくなることを確認しました。


上記で行った対処で、VMware Workstation Player上でUbuntuがときどき起動不能になる、という問題が解決したかどうかはもう少し様子を見る必要があります。



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[ 2018年04月06日 09:18 ] カテゴリ:仮想マシン | TB(0) | CM(3)