エクスプローラー|基本(4)最終章
「エクスプローラー|基本(3)」の続きです。「エクスプローラー|基本」の説明は、今回で終了となります。
ファイルやフォルダーの「コピー」と「移動」
1.基本的な動作
まずファイルやフォルダーを「ドラッグアンドドロップ」を行ったときの動作概要を理解してください。ドライブ(パーティション)をまたぐ操作か、またはドライブ(パーティション)内の操作か、によって結果が異なります。
注:以下では、ドライブもパーティションも同一とみなして、「ドライブ」として説明します。
同じドライブ内で別のフォルダーにドラッグ&ドロップした場合は「移動」となります。
異なるドライブ間でドラッグ&ドロップした場合は「コピー」となります。
2.同じドライブ内の異なるフォルダー間で「ドラッグ&ドロップ」
あるファイル(またはフォルダー)を同じドライブ内の異なるフォルダー間でドラッグ&ドロップ操作したときの既定の動作です。
「コピーまたは移動元のフォルダー」と「コピーまたは移動先のフォルダー」を開く
(二つのエクスプローラーを開くときは、以前紹介したショートカットキー操作[Windows]+[E]キーを使うのが便利です)
コピーまたは移動させるファイル(またはフォルダー)を「ドラッグ&ドロップ」します。
以下のように、この場合はファイルが移動されます(同じドライブ内だから)。
3.異なるドライブ間の「ドラッグ&ドロップ」
あるファイル(またはフォルダー)を異なるドライブ間でドラッグ&ドロップ操作したときの既定の動作です。
「コピー元または移動元のフォルダー」と「コピー先または移動先のフォルダー」を開く
(二つのエクスプローラーを開くときは、以前紹介したショートカットキー操作[Windows]+[E]キーを使うのが便利です)
コピーまたは移動させるファイル(またはフォルダー)を「ドラッグ&ドロップ」します。
以下のように、この場合はファイルがコピーされます(異なるドライブ間だから)。
4.ドライブ内外を問わず、明示的な「コピー」または「移動」
「コピー元または移動元のフォルダー」と「コピー先または移動先のフォルダー」を開く
(二つのエクスプローラーを開くときは、以前紹介したショートカットキー操作[Windows]+[E]キーを使うのが便利です)
右クリックしたまま、コピー先または移動先のフォルダーに「ドラッグ&ドロップ」
メニューの[ここにコピー]を選択した場合は以下のようになります。
別途、メニューの[ここに移動]を選択した場合は以下のようになります。
5.リボンの機能を使った「移動」
説明は、スクリーンショット内に記述してありますので、左から右、続いて左下方向の順にご覧ください。
「参考メモ.txt」を移動(ここでは例として「フォルダーA」から「フォルダーB」へ)する操作になります。(「ホーム」タブを選択しておく)
なお、リボンの「移動先」に目的のフォルダーがリストされていないときは、リストの最下部にある「場所の選択...」を選択して別途「移動先」を選ぶことができます。
6.リボンの機能を使った「コピー」
説明は、スクリーンショット内に記述してありますので、左から右、続いて左下方向の順にご覧ください。
「参考メモ.txt」をコピー(ここでは例として「フォルダーA」から「フォルダーB」へ)する操作になります。(「ホーム」タブを選択しておく)
なお、リボンの「コピー先」に目的のフォルダーがリストされていないときは、リストの最下部にある「場所の選択...」を選択して別途「コピー先」を選ぶことができます。
以上で、4回に分けて掲載した「エクスプローラー基本操作」の説明を終了します。
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エクスプローラー|基本(3)
「エクスプローラー|基本(2)」の続きです。
1.フォルダーおよびファイル名の変更
例として、ファイル「参考memo.txt」の名前を変えます。
【注意】ファイルの拡張子は変更しないこと。この例では「.txt」(ドットティエックスティ)の箇所です。
ここでは「1.1. ファイル名をクリックする方法」と「1.2. ファイル名を右クリックする方法」の二種類を説明します。
1.1.ファイル名をクリックする
目的のファイル名を一回クリックします。
二回目はゆっくりクリックします。
このように新しいファイル名が入力(編集)できるようになります。このときファイル拡張子「.txt」を変更しないように注意してください。
新しいファイル名を入力し[Enter]キーを押して完了です。
新しい名前に変わります(確定)。
1.2.ファイル名を右クリックする
目的のファイル名を右クリックします。
メニューから[名前の変更]をクリック。
このように新しい名前を入力(編集)できる状態になります。このときファイル拡張子「.txt」を変更しないように注意してください。
新しい名前を入力し[Enter]キーを押して完了です。
新しい名前に変わります(確定)。
2.フォルダーの新規作成
ここでは「ドキュメント」フォルダーの場所に新しいフォルダーを作る例を示します。
エクスプローラーを起動し、新しいフォルダーを作成したい場所へ移動
ここからは、以下の2方法を説明します。
2.1.リボンのサブメニュー
2.2.右クリック
2.1.リボンのサブメニューから新しいフォルダーを作る
2.2.右クリックを使って新しいフォルダーを作る
「エクスプローラー|基本(3)」はここまでです。
「エクスプローラー|基本(4)最終章」へ続きます。
以上
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エクスプローラー|基本(2)
「エクスプローラー|基本(1)」の続きです。
1.ユーザー用に予め用意されたフォルダー
最初は、Windows に予め用意された保存先(フォルダー)についてです。これらは、ユーザーが作成したファイルやフォルダーの保存場所として使えます。よく使われる代表的なフォルダーとしては、「ドキュメント」「ピクチャ」「ダウンロード」「ミュージック」「ビデオ」になります。
役割は以下となります。
2.ファイルリストの表示内容
[ドキュメント]フォルダーを表示例として示します([ファイル名拡張子]に ☑ を入れたときの表示例)。
2.1.表示変更
[表示]→[中アイコン]を選択した例
[表示]→[詳細]を選択した例
注記)上記2例とも[ファイル名拡張子]に ☑ を入れているため、ファイル名の最後に「.reg」や「.odt」、「pdf」などの拡張子が表示されています。
ファイルリストの表示を「大アイコン」⇔「詳細」に相互切替えは、エクスプローラーの右下にあるマークをクリックすることでも可能です。
2.2.表示順序の変更(1)
項目の[名前]をクリックして「ファイル名」の昇順に並び替えができます。この時、項目に昇順マーク(∧)が表示されます。
「フォルダー」は「ファイル」よりも前に表示されます。
再度、項目の[名前]をクリックすると「ファイル名」を降順に並び替えられます。この時、項目に降順マーク(∨)が表示されます。
「フォルダー」は「ファイル」の後に表示されます。
2.3.表示順序の変更(2)
項目の[更新日時]をクリックしてファイルが更新された日時の新しい順(降順)に並び替えられます。この時、項目には降順マーク(∨)が表示されます。
再度、項目の[更新日時]をクリックするとファイルが更新された日時の古い順(昇順)に並び替わります。この時、「項目には昇順マーク(∧)が表示されます。
「エクスプローラー|基本(2)」は、ここまでとなります。
「エクスプローラー|基本(3)」へ続きます。
以上
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エクスプローラー|基本(1)
数回に分けて「エクスプローラー」の基本的な操作説明を投稿します。投稿は不定期となることをご了承ください。
エクスプローラーの役割
Windowsのファイルやフォルダーを管理するツールであり、以下の
- PC全体のフォルダー階層や選択したフォルダー階層を同時に表示
- ファイル操作(移動、コピー、名前変更など)
- アプリケーションを起動して開く(ファイルをダブルクリックすることで、対応するアプリから開く)
などの操作を行うことができます。これから、エクスプローラーの基本的な操作について記述していきます。
1.各要素と説明
2.エクスプローラーの起動方法(開き方)
以下の4種類を紹介します。
2.1.デスクトップの[PC]アイコンをダブルクリック
2.2.タスクバーの[エクスプローラー]アイコンをシングルクリック
2.3.スタートボタンを右クリックしてメニューを表示 →[エクスプローラー]をクリック
2.4.ショートカットキー操作([Windows]+[E]キー)
3.起動方法で異なる表示アドレス
起動方法によって表示されるアドレスが異なります(既定の設定の場合)。
上述の「2.1」では、アドレスバーに[PC]が表示。ナビゲーションウィンドウでは[PC]の背景がグレー色になります(既定の場合)。
前章の「2.2」~「2.4」の方法では、アドレスバーに[クイックアクセス]が表示。ナビゲーションウィンドウでは[クイックアクセス]の背景がグレー色になります(既定の場合)。
4.エクスプローラーのリボンを展開した表示
「エクスプローラー|基本(1)」はここまでとなります。
「エクスプローラー|基本(2)」へ続きます。
以上
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「あっ、この人、初心者じゃないな」と思うとき
Windows 操作に関してです。(私個人の見解となることをご了承ください)。
他の方から初歩的な指導やトラブル対応を含めて、Windows PC についてあれこれ依頼されることがあります。そのようなとき、その人の Windows の使い方をみていて「あっ、この人、初心者じゃないな」と思うのは、「エクスプローラー」を使いこなしている人に出会ったときです。
エクスプローラーを使えるということは、「ファイル」や「フォルダー」を理解できていることになります。したがって、ファイルのコピーも移動もできますし、ファイルやフォルダー名の変更もできます。そして、デスクトップもきれいです。作成したワードやエクセルなどのファイルやアプリのアイコンなどを、不用意にデスクトップに露出することは少ないです。したがって、どんなことに興味を持っているかなどを、他人に知られる危険性は少なくなります。
Word や Excel の操作にはある程度慣れていても、『ファイルをどこに保存したか』を意識されていないことはよく目にします。webサイトからファイルをダウンロードしたけど、『そのファイルはどこにあるの?』と質問があったりします。
Word や Excel の操作には慣れていても、「エクスプローラー」が使えないのでは、Windows PC の能力を生かしきれないのですが、「エクスプローラー」の操作、存在をまったく意識されてない人が多いように感じます。
Word や Excel などのアプリの操作だけではなく、エクスプローラーの基礎を身につけると仕事の効率は大幅にアップします。「エクスプローラー」の機能は奥深いです。すべてを知ることはしなくてよいのですが、基本的な操作だけは身に着けておくと良いのになぁ、と思うことはよくあります。
そのうちエクスプローラーの基礎的な内容をこのブログにアップできるとよいのですが。
以上です。
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【2021.01.27 追記】以下の記事をアップしました。
:エクスプローラー|基本(1)
:エクスプローラー|基本(2)
:エクスプローラー|基本(3)
:エクスプローラー|基本(4)最終章
年賀はがきが印刷できない!
筆〇〇〇を使っている方からヘルプ要請がありました。「年賀はがきを印刷してたけど、急に印刷ができなくなった」そうです。電話では埒があきません。伺って状態を確認しました。
プリンターの状態を見ても問題はなさそうです。試しに Word で文書を作って印刷すると、きちんと印刷されます。
しかし、筆〇〇〇を使って裏面を印刷すると、白紙の状態でプリンターから排出されます。したがって、「筆〇〇〇」(多分設定か操作上)の問題になります。
「何か思い当たる節(操作)はありますか?」と伺っても、大抵返ってくる回答は「何もしていない。急に印刷できなくなった」がほとんどです。何か行ったことを覚えていればご自身で解決できるので、それは仕方がありません。
筆〇〇〇の印刷設定を調べていたら、「上下位置補正」の値が上へ[150 mm]に設定されていました。ハガキの縦方向サイズは、[140mm]です。この設定ですと、ハガキ面の外にはみ出して印刷することなります(ハガキ面には印刷しない)。きっと、何かの拍子に印刷補正値を変更してしまったのでしょう。
印刷補正値を[0 mm]に戻して解決しました。これで年賀はがきの返事を出すことができるようになりました。
以上、
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信頼性履歴|信頼性モニター
Windows 10 状態をチェックするのときに役に立つ Windows標準装備のツールです。(詳細なチェックなら「イベントビューアー」を使用)
信頼性モニターは、コントロールパネルの中にありますが、「地味」なのと起動させるまでの道のりが長いので、使われることが少ないかもしれません。コントロールパネルからのたどり方は以下になります。
コントロールパネルの表示が「カテゴリ」のとき
[コントロールパネル]>[システムとセキュリティ]>[コンピューターの状態を確認して問題を解決]>[メンテナンス]>[信頼性履歴の表示]
コントロールパネルの表示が「大きいアイコン」または「小さいアイコン」のとき
[コントロールパネル]>[セキュリティとメンテナンス]>[メンテナンス]>[信頼性履歴の表示]
上記のいずれかで以下のような信頼性モニターが起動します。
この方法(コントロールパネルからたどる)は面倒で忘れやすいので、ショートカットを作成したほうが便利です。
ショートカット作成
[項目の場所を入力して下さい]には、「perfmon.exe /rel」と入力し、[次へ]
[このショートカットの名前を入力してください]には「信頼性モニター」と入力して[完了]
これで以下のようなショートカットができます。
アイコンは他のものに置き換えることもできます。
[アイコンの変更]から使いたいアイコンを選択できます。その指定は、 「Windows10の標準アイコンの格納場所と一覧」をご参照ください。具体的には以下になります。
- C:\Windows¥system32¥imageres.dll
- C:\Windows¥system32¥shell32.dll
- C:\Windows¥system32¥DDORes.dll
- C:\Windows¥system32¥setupapi.dll
- C:\Windows¥system32¥wmploc.dll
信頼性モニターの使用方法につきましては、「【Windows 10】信頼性モニターで故障発生の予兆を検知」が参考になりますのでご覧ください。
以上、簡単なご紹介でした。
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Rakuten を騙る怪しいメール
Rakutenを騙る怪しいメールが来ました。Rakuten登録に使っていないメールアカウント宛てに送られてきたので、間違いなく詐欺でしょう。
メールのヘッダー部は以下でした。
差出人 | Rakuten.co.jp <info@greensystem.com.ua> |
件名 |
アカウントの詳細を更新してください。 |
メール内容を画像として貼っておきます。同様のメールを受け取ったら[ 今すぐアップデート ]は押さない方がよいです。
以上
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