ワイヴァンアイエス研究所ブログ

ストレージシステムやITの技術動向やテクノロジーなどを紹介。その他、趣味的な話題もあります

Storage Newsletter (2020.05.26)

81%のユーザーが複数のストレージベンダーを利用

原題:

81% of Users With More Than One Storage Vendor


2020.06.05現在、上のリンクにあるストレージ関連のユーザー調査の情報は、購読契約をしないと読めなくなっていますが、その調査結果の内容をざっと記述してみます(すべてを掲載することはできません)。個人的な観点から選択した概要や結果の一部になります。


まず調査概要から始めます。


DataCore Software Corp.は、ストレージ市場に関する市場調査を8年連続で行っています。この調査では、ストレージ業界のニーズ、テクノロジーの成熟度、2020年の予算計画、現在および将来の展開計画などを把握することを目的としています。調査では、さまざまな市場のITプロフェッショナル550人を対象に、重要なストレージの課題を解決するためにSDS、HCI、オブジェクト、ファイル、クラウドストレージなど、さまざまなストレージインフラを現在使用、または評価しているユーザーの期待と経験が抽出されています。


続いて、調査における質問内容の一部とその回答を以下に示します。実際の回答はグラフ化され各々パーセンテージが記載されているのですが、ここでは順位だけを記載します。なお、日本語訳の正確性は「不明」とさせていただきます。


Q:ストレージインフラストラクチャに望む主な機能は何か(まだ得られていないもの)?

  1. 高可用性(メトロクラスタリング、同期データミラーリング、ゼロダウンタイム)
  2. ビジネス継続性/ディザスタリカバリー(リモートサイトまたはパブリッククラウドから)
  3. 停止を伴わないストレージ容量拡張の実現
  4. アプリケーションの迅速な応答性
  5. 容易なデータ移行
  6. 無停止でのハードウェア更新
  7. ハードウェアのベンダーロックインなし
  8. ソフトウェアを介してストレージアーキテクチャを進化させる柔軟性
  9. 予測分析。既存システムと新システムを横断した洞察と最適化を含む
  10. 該当なし
  11. その他

Q:ストレージインフラストラクチャーで、どのような期待外れのテクノロジーやスタート時点での誤りを経験したか?

  1. 柔軟性に制限
  2. クラウドストレージでコスト削減に失敗
  3. 容量要件に対応する拡張性の課題
  4. ストレージにおけるベンダーロックイン
  5. ファイルやオブジェクトの複数ストレージの統合が困難

Q:データセンター(HA/DRを含まない)は何か所あるか?

  1. 2か所
  2. 1か所
  3. 4か所以上
  4. 3か所

Q:ブロック、ファイル、およびオブジェクトを含み、すべてのデータセンターでインフラストラクチャーをサポートするために現在何社のストレージベンダーを使っているか?

  1. 4社以上
  2. 2社
  3. 3社
  4. 1社

このほかにも、「プライマリーストレージとセカンダリーストレージのそれぞれについて、将来期待するテクノロジーはなにか?」などの質問もありました。回答からは、SDSやハイパーコンバージドストレージへの期待が大きいようです。


いつものことですが、上記の記載内容は独自の理解と個人的な見解であり、間違いがないことを保証するものではないことをご理解ください。

以上です。


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[ 2020年06月05日 16:45 ] カテゴリ:ITインフラ | TB(0) | CM(0)

Storage Newsletter (2020.05.27)

欧米におけるストレージ技術の採用、プロジェクトの優先順位、および製品/機能のニーズ

原題:

Storage Technology Adoption, Projects Priorities and Products/Features Needs in US and Europe


上のリンクにあるストレージに関するユーザー調査/分析を読んでみました。米国企業1,123社と欧州(英、独、仏)企業560社が対象です。この調査では、テクノロジーの採用、プロジェクトの優先順位、製品/機能のニーズなど、合計20の質問項目に対する回答がグラフにまとめられています。


各グラフは米国の結果の降順で並べられており、ざっと目を通すだけでも、各項目における動向が把握できます。


各質問項目を日本語化して記述しますが、正確には上記にあるリンクの原文をご覧ください。以下、日本語化した質問項目です(参考まで)。


テクノロジーと製品に関する質問
#1:2020年の新プロジェクトで検討する技術とは?
 
テクノロジーとプロジェクトに関する質問
#2:2020年のストレージ(およびデータ管理)における優先順位トップ3は?
 
テクノロジーと購入オプションに関する質問
#3:ストレージ容量のニーズにどのように対応するか?
 
テクノロジーとプロセスに関する質問
#4:データをどのように保護するか?
 
テクノロジーとプロセスに関する質問
#5:エンタープライズSaaSアプリケーションを使用の場合、データをどのように保護するか?
 
テクノロジーとプロセスに関する質問
#6:テープを使うとしたら、どんな役割に使うか?
 
テクノロジーと製品の動向に関する質問
#7:SDSソリューションを採用中、現在評価中、または近々採用予定か?
 
テクノロジーに関する質問
#8:サーバ仮想化を採用の場合、ストレージの接続方法は?
 
テクノロジーや製品に関する質問
#9: vSANや代替品を採用中か、または採用予定か?
 
テクノロジーに関する質問

#10:コンテナを採用中か、または採用予定か?

#10’:モードはステートフルかステートレスか?

 
テクノロジーに関する質問

#11:SAN(FCまたはIP)を使用中は過去に採用の場合、NVMe-over-Fabricsを採用中もしくは採用を検討?

#11′:それはどのトランスポート層か?

 
テクノロジーと製品の機能に関する質問
#12:2020年に必要な機能および導入予定の機能は?
 
テクノロジーとベンダーに関する質問
#13:ブロックストレージで検討するトップ3のブランドは?
 
テクノロジーとベンダーに関する質問
#14:ファイルストレージで検討するトップ3のブランドは?
 
テクノロジーとベンダーに関する質問
#15:オブジェクトストレージで検討するトップ3のブランドは?
 
テクノロジーとベンダーに関する質問
#16:セカンダリーストレージで検討するトップ3のブランドは?
 
テクノロジーとベンダーに関する質問
#17:HCI(サーバ仮想化を含む)で検討するトップ3のブランドは?

以上が、リンク先の調査/分析における質問項目です。


個人的に興味をひかれた項目は以下です。

#1、オブジェクトストレージが4位と6位に、そしてテープが8位にランク(背景にウォームやコールド領域にあるデータの増加?)。光ディスクはランクに入っていない

#3、クラウド一辺倒ではなく、オンプレミスでの検討も多い

#4、バックアップとしてクラウドを使う「Copy to Cloud」は、10位で順位が低い

#5、SaaS使用においてバックアップが進んでいない(手法が確立されていない?)

#6、テープの用途はバックアップよりもアーカイブとコンプライアンスおよび災害対策

#7、SDSが一般化

#10、コンテナへの取り組みがそれほど積極的ではない


上記の記載内容は独自の理解と個人的な見解であり、間違いがないことを保証するものではないことをご理解ください。

以上です。


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[ 2020年05月29日 17:40 ] カテゴリ:ITインフラ | TB(0) | CM(0)

世界データ生成量

昨日(2020.02.05)に、イベント「IDC Storage Vision Japan 2020」が開催されたので、聴講してきました。専門分野の業界動向や技術動向を把握するために、毎年欠かさず参加しています。


メーカーが主催するセミナーとは異なり、今後台頭するであろう新しい技術を知るために大変役に立ちます。単なる製品紹介ではないところがいいのです。


セミナーの一つで語られた「世界データ生成量予測」を紹介します。


  • 2023年のデータ生成量は『103 ZB(ゼタバイト)』に拡大(2018年と比較するとその3.2倍)
  • 2018年から2023年のCAGR(Compouned Average Growth Rate:年平均成長率)は、25.8%

このことから、各1年ごとの世界のデータ生成量を計算すると(大まかに丸めています)


  • 2018年: 32 ZB
  • 2019年: 41 ZB
  • 2020年: 51 ZB
  • 2021年: 65 ZB
  • 2022年: 81 ZB
  • 2023年:103 ZB

というように増加していくことになります。その後もCAGRが25.8%で推移すると、『2025年には全世界のデジタルデータの生成量が163ゼタバイトに達する』という記事(2018.05.16)につながっていくんですね。



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[ 2020年02月06日 21:48 ] カテゴリ:ITインフラ | TB(0) | CM(0)

31 EB(エクサバイト)

昨日の2月5日、イベント「IDC Storage Vision Japan 2019」というセミナーを聴講してきました。このセミナーにはほぼ毎回参加しています(多分十数年間ほど)。もともとストレージ(倉庫ではなくIT製品)が専門分野なので、業界動向や技術動向を把握するにはとても役に立つイベントなのです。


昨年も出席し、そのトピックとして「163 Zeta Bytes」という記事を投稿しました。『全世界のデジタルデータの生産量が2025年には163 ZB(ゼタバイト)に達する』という予測の163 ZBがいかに大きい量であるかを感覚的に把握しようとした内容でした。


今回は新しい予測の案内はなかったのですが、資料の中に「エンタープライズストレージシステムの国内出荷容量は2022年には31.0 EBに増加する」という記述がありました。この大きさ(量)を感覚的に把握するため記事「163 Zeta Bytes」と同様にDVD-R/RWの枚数に換算してみます。


EB(エクサバイト)はExa BytesまたはExabyteの略で、TB(テラバイト)の1000×1000倍、またはGB(ギガバイト)の1000×1000×1000倍の容量を表す単位です。


31EB(31×109GB)はDVD-R/RW(容量4.7GB)を基にすると、

31EB ÷ 4.7GB =31×109 ÷ 4.7 ≒ 6.595×109 ⇒ 約66億枚

直径120mm(0.12×10-3km)のDVDを66億(6.6×109)枚直径方向に並べると、

0.12×10-3(km)×6.6×109(枚) ≒ 7.9×105(km)

地球と月の中心間距離の384,400km(3.8×105 km)をもとにして、DVD66億枚分は「地球と月の距離」の何倍かというと、

7.9×105 ÷ 3.8×105 ≒ 2.1 ⇒ 約2倍


昨年の記事、163ZBよりはインパクトは少ないかもしれません。しかし、それでもDVDを並べると、月にいって戻ってくる距離に相当するのです。31EBは十分大きな容量といえませんか。



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[ 2019年02月06日 12:56 ] カテゴリ:ITインフラ | TB(0) | CM(-)

163 Zetta Bytes

この大きさを「地球と月の距離」で把握!


地球と月

久々で、かつ専門分野に関する投稿ですが、2018.02.06に開催されたイベント「IDC Storage Vision Japan 2018」に出席したことを今頃アップするというのですから大マヌケなトピックです。


このイベントには知人も多く参加していました。業界は変わらないけれど所属(会社)が変わっている人も多いのです。この業界ではよくあることです。


スポンサーに目を向けると、数年前のこのイベントにスポンサーとして参加していた外資系の専業ベンダーがありました。他社製品にない特徴があり、印象も良かったのですが、なんと! 今年はある大手企業の一部門として講演していました。相変わらず変化が激しい業界であることを認識します。


全体的な流れとして、「専業ベンダーが活躍する時代から総合ベンダーが力を発揮する時代」へと変遷しているように感じます。ただ、また暫くすると「専業ベンダーが活躍する時代」へと変わるのでしょう。このスパイラルで業界は動いているようです。


さて本日のタイトルの「163 Zetta Bytes」ですが、IDC調査では「2025年における全世界のデジタルデータ の生成量が163ゼタバイト」に達すると予測しています。


Zetta Byte(ZB:ゼタバイト)は、TB(テラバイト)の1000×1000×1000倍の容量を表す単位です。すごく多い量なのでしょうが、ピンときません。


DVD-R/RWの容量は4.7GBですから、このDVD何枚分に相当するかでどのような量なのかを把握してみます。

163ZB÷4.7GB ≒ 35×1012 ⇒ 35兆枚!

まだよく実感できません。


この35兆枚のDVDと「地球と月の距離」との比較を行ってみます。

DVD-R.gif

DVDの直径は120mmですから、35兆枚を直径方向に並べると、

0.12×10-3(km)×35×1012(枚)≒ 4.2×109(km)

「地球と月」の中心間の距離は、384,400km(≒ 3.8×105km)ですので、上記の4.2×109kmは、「地球と月」の距離の何倍かというと、

4.2×109 (km) ÷ 3.8×105 (km) ≒ 1.1×104 ⇒ 約1.1万倍


よって、163ZBはDVDを並べた場合、以下のイラストに示す「地球と月」の間を1万1千倍した距離、または「地球と月」を5,500回往復する距離に相当します。

地球と月の距離2

163ZBがどれほど膨大な量になるかをイメージするのにすこしは役に立つでしょうか。


ちなみに、DVDを積み重ねた場合、一枚の厚みは1.2mmですので、35兆枚で約4.2×107km。これは、「地球と月」の距離の約110倍です。55回往復する距離、と理解してもいいですね。


計算あってるといいんですが・・・



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[ 2018年05月16日 21:06 ] カテゴリ:ITインフラ | TB(0) | CM(0)

IoT/AI/Cognitive セミナー聴講

木曜日(2017.09.14)にIDC Japan主催の「IDC IoT and Cognitive/AI Vision Japan 2017」を聴講しました。


IDC Japan開催のセミナーは、いつもの会場(東京コンファレンスセンター・品川)ですが、約300名収容のホールはほぼ満席でした。


イベントタイトルにある“IoT”と“AI”は、良く耳にすると思いますので以下に簡単に。

IoT: Internet of Thingsの略。“モノのインターネット”

AI: Artificial Intelligenceの略。“人工知能”


続いて“Cognitive(コグニティブ)”です。

日本語で「認知」という意味をもち、問題を認識して、正しい解答や正しそうな解答を推論すること

え?人工知能(AI)と何が違うの?


コグニティブは、(人間の脳を模倣した)究極のAIの一部を実現しているだけということでしょう。ですから、まだ本格的な「人工知能」ではないですよ、と謙虚にいっているようです。


イベントに話を戻します。講演や展示内容は、IoTやAI/Cognitiveに関する技術の話ではありません。市場(ユーザー企業)における導入や利用の動向をはじめ、導入の阻害要因、利用目的、今後の市場性、ビジネス上の革新性など多くのトピックスが網羅されている、ビジネス寄りの内容でした。とても興味深い講演内容でした。


現在、AI/Cognitiveの処理はクラウド中心ですが、今後はエッジ側でも処理することが増えそうな状況です(インテリジェントエッジ)。


このあたりはITインフラ形態が、集中型→分散型→集中型→・・、と変化するのに似ているように思います(スパイラル現象)。


さて、IoTとAI/Cognitiveはどう関係しているのでしょうか。第2次AIブームを経験していますが、その時と大きく異なるのは、AIの研究と開発に利用できるデータが莫大な量となったことです。データの収集にはIoTの役割が大きいのです(種々のセンサーからリアルタイムで収集され蓄積されている)。


講演では動画での使用事例の紹介もありました。まったく同じ動画は入手できませんが、ネット上にある動画を参考まで紹介します。



マイクロソフトの講演では、会場で実際にスマートフォンとPCを使ってこの多言語翻訳デモを行ってくれました。デモでの見せ方が手慣れています(概して外資系の方はプレゼンがうまい人が多いかも)。


ご参考まで、「人工知能」に関するわかりやすい3書籍の写真を下に並べておきます。4番目の“IT全史”はAIに特化した内容ではありません。しかし、情報技術250年の歴史をみることで、現在次々と生まれてくる新しい出来事を大局的に冷静に判断する手助けとなり、歴史的な必然性と背景を学ぶことができます。7章と8章だけでも十分役に立ちます。



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[ 2017年09月17日 15:28 ] カテゴリ:ITインフラ | TB(0) | CM(0)

サイロ

一見ITとは無関係に思える「サイロ」の話です。

サイロ(silo):
穀物や飼料用生草類を貯蔵する倉庫や容器等のこと。または弾道ミサイルの地下格納庫のこともある。周囲から隔絶されて出入口が限られた格納施設のため、英語では「窓がなく周囲が見えない」という意味がある。

一般的には、牧場の風景として、塔のようなかたちをした建物(タワー型)を真っ先にイメージされるかも知れません(実際はタワー型のサイロは現在ほどんど使われてないらしい)。

農業や酪農、または某国についての記事でもありません。

ITの世界では、「サイロ」は好ましくない状態の一つとして使われます。例えば「サイロ化したシステム」や「サイロ型システム」のようにです。

情報システムにおいて、業務プロセス、アプリケーション、サービスやデータなどが使用目的や部門ごとに連携がなく孤立していることを示します。

かつて情報システムにオープン化が到来した時期、比較的短期間で多くの情報システムを構築しなければならない状況では、全体の整合性をとるよりも部門や使用目的ごとに早くつくることが優先されました。

その結果、データ形式に汎用性がなかったり、外部との連係がとれない情報システムがあちらこちらに点在することになってしまったのです。まさに「周囲が見えない」状態のシステムがです。

現在では、業務の統合を進めたり1社内に閉じていたIT活用の範囲をグループ企業やサプライチェーンマネージメント全体に広げて効率化をはかり、競争力を高めることが求められています。

そのため、あらゆる企業で「サイロ化」したシステムから脱却する取り組みが始まりそして続けられています。

以前 DXって? で紹介した「クラウド、Software-defined、ハイパーコンバージドシステム」は、そのためのテクノロジーとして取り上げられています。


PS. 「サイロ」は、組織構造でも使われます。縦割り構造で各業務部門の活動が連動を欠いた状態を「サイロ型業務」といいます。


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[ 2017年08月24日 07:30 ] カテゴリ:ITインフラ | TB(0) | CM(0)

DXって?

 IDC Japan主催の「Japan Enterprise Infrastructure Vision 2017」を聴講しました。

 IT分野の片隅に静かに身を潜めているのですが、IDC Japan主催のセミナーは外せません。よく参加しています。

 朝から夕方までのセミナーです。アナリストによる市場動向と技術動向の分析、スポンサー企業による講演と展示、そしてパネルディスカッションがありました。このイベントは、IT分野の最新情報を得るベストの機会です。

 市場動向、技術動向や製品情報はもちろん得られるのですが、実はそれ以外の情報として、勢いのあるベンダーや元気のあるベンダーというのを肌で感じられます。

 簡単に言うと、スポンサーとして参加できて、講演では動向を把握してビジョンを示せる、というベンダーには元気と勢いを感じます。そういったベンダーのほうが、販売店やユーザー企業には安心感を与えます(将来に不安が少ないベンダーの製品やサービスを扱うほうが安心です)。

 このようなイベントにスポンサーとして参加するにはそれなりの費用がかかりますので、マーケティング予算に余裕がないと無理なのです。今回のスポンサー企業は、一社を除き全て外資企業です。最近、国産ベンダーは厳しい状況なのでしょうか。

 さて、タイトルに使った「DX」については、なんだか分かるでしょうか。これはIT業界では、「デジタルトランスフォーメーション」を意味する短縮形です。IT業界でよく使われているバズワードの一つですね。

 DXの内容としては、『企業や団体がクラウド・モビリティ・ビッグデータアナリティクス・SNSをベースとした第3のプラットフォーム技術を活用して、新製品・新サービス・新ビジネスモデルなどのあらたな価値を生み出し、競争において優位性を形成すること。』となります。

 では、第3のプラットフォームがあるということは、第1や第2のプラットフォームがあるということ? それって何? ですよね。3年前にセミナーを行った際に作ったプレゼン資料がありますので、図で見てもらった方がイメージを把握しやすいと思います(マイクロプロセッサのテクノロジーやマーケット情報などが古いままで恐縮ですが)。
 platform-shift.png 

 このイベントでは、デジタルトランスフォーメーション時代をいかに乗り越え、将来へ向けた成長を築き、生き残れるかがテーマとなります。そのITインフラにおけるキーテクノロジーとしては、

  • クラウド(ハイブリッドクラウド、マルチクラウド)
  • オールフラッシュアレイ
  • Software-Defined(SDS、SDNなど)
  • ハイパーコンバージドシステム

が取り上げられています。しかし、単にテクノロジーの導入だけでは済まず、組織を考え直す努力も強いられます。硬直化したままの組織のままでは、市場の変化や多様性に対応が不能だからです。新テクノロジーの導入に伴い、組織のあり方も変わらざるを得なくなる、という効果も期待できます。

 変化を恐れる(or 忘れた)組織に明日はない!

 聴講者の皆さんは真剣でした。セミナーでは、結構知り合いに会うことが多いのですが、彼らは受講しながらPCで業務、ブレイクタイムには電話対応をしていました。

 以上、私見による記事です。


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[ 2017年08月04日 18:15 ] カテゴリ:ITインフラ | TB(0) | CM(0)