ワイヴァンアイエス研究所ブログ

ストレージシステムやITの技術動向やテクノロジーなどを紹介。その他、趣味的な話題もあります

EaseUS Partition Master Professional を入手しました

EaseUS Partition Master Professional 12.10が入手できたので、基本的な操作を行ってみました。その使用記録を数回に分けて掲載します。参考のため、スクリーショットを多用した説明にしますので理解しやすく、操作に迷うことはないと思います。


EaseUS Partition Master(以下epmと省略)は、その名前の通り、パーティションの作成、移動、マージ、サイズ変更の機能をメインとし、さらに、SSDに移行や換装などの作業にも使用できるツールです。詳しい製品内容は、以下のURLに紹介されています。


https://jp.easeus.com/partition-manager-software/professional.html


パーティションの操作は、Windows標準の「DiskPart」コマンドでも行えます。しかし、コマンドベースなので「ムツカシイ」、そして作業にはかなり神経を使います。epmを使いますと、WindowsのGUI上で操作できますので、はるかに「ラク」に作業できます。操作は直感的なので初めての方にも使いやすいツールです。


また、epmでの作業処理は、「処理指示 ⇒ 保留 ⇒ 確認 ⇒ 実行」が基本になります。処理は直ちに実行されるのではなく、一旦保留されるので確認してから実行できます。そのため、勘違いや間違いを起こす危険性が少なくなります。

パーティション操作が必要になるのはどんなケース?

Windowsのラップトップ(いわゆるノートPC)では、物理的に一台のドライブが搭載されていて、ドライブとしてはCドライブのみで構成というモデルをよく見かけます。


実は、ユーザーが作成するデータは、Windows(OS)があるドライブとは別のドライブに格納(保存)すると、とても管理が楽になり使い易くなります。データの管理面から、すごくお勧めです。しかし物理的にドライブをPC内部に追加するのはコストがかかりますし、ラップトップ型ですと物理的に無理があります。


このような場合には、見かけ上(論理的・仮想的)に1台のドライブを2つのパーティションに分けて、CドライブにはWindows(OS)そのもの、Dドライブにはユーザー作成のデータ(文書、写真、音楽など)の保存場所とすることができます。こうすることでデータの整理やバックアップ作業などがスッキリしてわかりやすくなります。


逆に、最初から2パーティションで構成されているケースでは、Windows(OS)を格納している領域の余裕がなくなってきたとき、容量サイズを増やしたいというニーズに使用することも考えられます。


今回は、先ず1台のCドライブのみの構成を論理的に2台のドライブにするepm操作を行ってみます。

epmのインストール

epmのインストールは非常に簡単です。インストール中に、「セットアップに使用する言語の選択」、「使用許諾契約書の同意」、「epmをインストールするフォルダー」、「追加タスクの選択」などが質問されますが、どれも初期設定を使って進められますので、悩むことはありません。つまり、「Enter」キーを次々に押していくだけでインストールは完了します。


epmIconOnDesktop.gif

インストールが完了すると、デスクトップに「EaseUS Partition Master 12.10」のアイコンが出来ています。今回のepmのインストールでは、214MBほどの容量が使われました。


今回の使用例となる現時点のドライブ状況を、Windowsのエクスプローラーで見てみます。

Clabel0_New.gif

1台のドライブ(レター:C)とDVDドライブ(レター:D)が存在しています。

epmの起動

それでは、epmアイコンをダブルクリックして起動します。


epmUAC_New.gif

「ユーザーアカウント制御」が先ず機能しますので、[はい]でepmの実行を許可します(epmの起動時には必ずUAC確認が行われます。これ以降の説明では省略します)。


epmStart.gif

epmの起動画面です。


Clabel2_New.gif

Windows標準のエクスプローラーでは表示されない現在のパーティション情報が表示されます(ご使用のPCによって、詳細は異なります)。ここでは、Windows(OS)本体が入っているCドライブに操作を行います。

ラベル操作

このまま操作を進めても良いのですが、作業の間違いを防ぐため、Cにラベルを付けて見やすくします。もし、すでに別のラベル名が付いていれば、この操作はスキップしてください。


Clabel3_New.gif

マウスでC:を選択し右クリックで表示されるメニューの「ボリュームラベルを変更」、または、左ペインにある「ボリュームラベルを変更」の操作のいずれかから行います。

※ これ以降は、右クリックで表示されるメニューを使った説明に統一します。


Clabel4_New.gif

ここでは、「パーティションラベル:」に『Windows10』を例として入力します。[OK]で進めます。


Clabel5_New.gif

左ペインの「保留中の操作」に「ボリュームラベルを変更(C:)...」が表示されて、処理実行待ち状態となっています。


Clabel6_New.gif

左上のチェックマーク[レ](変更を適用)をクリックします。


変更適用確認_New

保留中の操作を適用するかを確認されますので、[OK]で実行します。


Cラベル変更適用状況

処理進行状況を示す「変更を適用」の画面が表示され、完了後に自動的に閉じます。


操作完了_New

これで操作が完了しました。[OK]で閉じます。


エクスプローラー表示_New

Windows標準のエクスプローラーでも、ドライブCに「Windows10」ラベルを確認できます。

Cドライブを分割(パーティションのサイズ調整)

今回の目的、Cドライブを分割してユーザーが作成したデータ(写真、文書など)を格納する見かけ上のドライブEを作成するためには、「パーティションのサイズ調整/移動」を完了させてから、「パーティション作成」を行うという2ステップになります。

サイズ調整/移動

Cサイズ調整1_New

「C: Windows10」を右クリックしてメニューから[パーティションのサイズ調整/移動]を選択します。


Cサイズ調整2_New

マウスでレバーを左にスライドさせて、「未割り当て領域 後」(スクリーショット上では右側)にユーザーデータ用の領域を確保します。

※ Cとして残す領域は空きに十分余裕を持たせておいてください。


Cサイズ調整3_New

未割り当て領域が後ろ(右側)にできました。もし、ドライブがSSDなら「SSDを最適化」にチェックを入れても良いでしょう。[OK]のクリックの後「ボリュームをロック」のウインドウが一瞬表示されます。


Cサイズ調整4_New

左ペインの「保留中の操作」の操作にマウスポインターをあてると、『パーティションのサイズ調整・・・コンピューターの再起動が必要です』が表示されます。この操作の処理には再起動が伴うことがわかります。


Cサイズ調整適用_New

[適用]マークをクリックします。


Cサイズ調整適用確認_New

[はい]を選択します。


Cサイズ調整注意_New

再起動が伴う処理、という注意です。[はい]を選択します。この後、再起動が始まります。


Cサイズ調整再起動1Cサイズ調整再起動2Cサイズ調整再起動3Cサイズ調整再起動4Cサイズ調整再起動6Cサイズ調整再起動7

上記の連続スクリーンショットで示すように、再起動を数回繰り返しながら処理が進みます(左→右→左下→右の順)。


Cサイズ調整後エクスプローラ_New

Windows起動後にエクスプローラー表示でドライブを確認すると、ドライブCのサイズが縮小していますが、ユーザーデータ用のドライブはまだ表示されていません。次の作業に進みます。

パーティション作成

Cサイズ調整後1_New

epmを起動し、先ほど作成した「未割り当て領域」がドライブCの右側にあることを確認して、右クリックからメニューの「パーティション作成」を選択します。中央の最下部行に示されている箇所でも可能です。


PartitionCreation2_New.gif

今回の例では、パーティションラベルを『データ1』とし、ファイルシステムは『NTFS』、ドライブレターは『E:』とします。

※ プルダウンメニューからドライブレターを選択できます。この例では、『D』はありません。既にDVDドライブにレター『D』が割り当てられているからです。ドライブレター『D』を使いたいときは、この操作の前にDVDドライブのレターを、例えばFとかRなどに変更しておきます。つまり、事前にどのドライブもレター『D』を使っていない状態にします。また、 ドライブがSSDなら、「SSDを最適化」にチェックを入れておいても良いでしょう。

「OK」で次に進みます。


Cサイズ調整後2_New

ファイルシステムを『NTFS』および、レターを『E』、ラベルを『データ1』にする操作が、「保留中の操作」に入っています。「変更を適用」で処理を実施します。この後、適用確認や、処理進行、操作完了のウインドウが表示されます(以下のスクリーンショット)。これまでと同様ですので、説明は省きます。


変更適用確認_New

Cサイズ調整後処理進行

操作完了_New


この後、エクスプローラーでドライブを表示させてみます。


C調整後エクスプローラーE_New 

今回の目的だったユーザーデータを保存する、ドライブレター『E』、ラベル『データ1』というドライブが作成されています。この中には、通常の操作でファイルを保存したり、フォルダーの新規作成などができます。


Windows(OS)本体が入っている領域のサイズ変更は、起動不能の障害を発生することがあるため、細心の注意が必要な作業となります。それに比べると、epmを使う作業は、確認しながら進められるのでとてもラクでした。



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[ 2018年09月18日 19:17 ] カテゴリ:Homebuilt computer | TB(0) | CM(-)

Thunderbirdの「ごみ箱」が消えたときの対処

Thunderbird 60.0 64bit版を使ってみました。アカウントを設定した当初は良いのですが、Thunderbirdを再開すると、「ごみ箱」が消えました


メールサーバーとIMAP接続でアカウントを設定しています。「ごみ箱」が消えてしまったとき、どのようにしたら復活したのかを記録として残します。


Thunderbird_TrashBox01_New.gif

あるアカウントを設定した直後の状態です。「ごみ箱」が表示されています


Thunderbird_TrashBox02_New.gif

再度起動したら、「ごみ箱」が消えています。

対処方法は、右側のペインの「高度な機能」にある「購読するフォルダーを管理する」をクリックして、次に進む


Thunderbird_TrashBox03_New.gif

Trashの右にあるチェックボックスにチェックを入れます。「購読(S)」をクリックし、「OK」をクリック


Thunderbird_TrashBox04_New.gif

「ごみ箱」が復活。この後、Thunderbirdを再度起動しても「ごみ箱」は表示された状態になり消えません



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[ 2018年09月07日 13:40 ] カテゴリ:Homebuilt computer | TB(-) | CM(-)

Thunderbird 64bit版はどこ?

メーラーとして有名な「Thunderbird」の最新バージョン(60.0)を使ってみようと公式サイトからダウンロードしました。しかし、使っているPCに合った64ビットのインストール版は得られませんでした。32ビットバージョンだったのです。


使っているPCはWindows 10 Pro 64bitなんですが、https://www.thunderbird.net/ja/(公式サイト)からダウンロードすれば、使っているPC環境に合わせて、64ビットバージョンのダウンロードが始まると勝手に思っていたのですが、違ったようです。

Thunderbird_OfficialSite_New.gif

公式サイトからダウンロードしたファイル名「Thunderbird Setup 60.0.exe」のサイズは、31,157 KBでした。一方、検索して見つけた64ビットバージョンはというと、ファイル名は32ビットバージョンと同じですが、サイズが異なります。34,796 KBでした。


ビット数 ファイル名 サイズ
32 Thunderbird Setup 60.0.exe 31,157 KB
64 Thunderbird Setup 60.0.exe 34,796 KB

では、どこにあったかというと、私が見つけたのは下記のサイトです。64ビットバージョンのThunderbirdをお探しでしたら、https://www.m64.info/index.php/thunderbird-64-bit-downloadページをご参考ください。ここから、Thunderbird 64bit版をダウンロードできました。

Thunderbird64bit_New.gif

64bit PC環境でも、Thunderbirdの32ビットバージョンは機能しますが、やはり64ビットバージョンにしたいのです。



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[ 2018年09月03日 21:07 ] カテゴリ:Homebuilt computer | TB(0) | CM(-)

Network Port Teaming 再び!

Windows 10上で2ポートを利用したAdaptive Load Balancing(以下ALB)を利用していました。記事「ネットワークポートのチーミング」と「ネットワークポートのチーミング(つづき)」で紹介したとおりです。


それ以降、何度かのWindows 10 Updateでも問題なく使用できていたのですが、Windows 10 April 2018 Updateの導入では、このALB設定が解除されてしまいました。


Intelのサイトからネットワークアダプタードライバーの最新バージョン(その時点では23.1)を入手して、ALB構成を試みたのですが、どうしても両ポートをアクティブにすることが出来ませんでした。つまり、チーミング構成が使用できなくなりました。


ドライバーとApril 2018 Updateの相性に問題がありそうに思えたのですが、回避策など採らず、そのままにしてありました。


しばらくしてから、Intelサイト「Windows®10用インテル®ネットワーク・アダプター・ドライバー」をみると、5月下旬にバージョン23.2がリリースされていました。そこには、


Windows 10(RS4)に更新され、ANSチームとvlanの作成に問題が発生している場合は、この方法に従って、SW23.2にアップデートしてください


という記述があります。まさに今回の問題を解決するバージョンがリリースされたのです。


Intelのこのページにある方法(以下)に従いドライバーをインストールすることで、ALB構成が可能です。

  1. 既存のチームと vlan をアンインストールして削除します。
  2. デバイスマネージャを使用して、nic のドライバをアンインストールします。
  3. 最新のドライバとソフトウェアをインストールします。
  4. 任意のチームと vlan を再作成します。

注:事前にネットワークアダプタードライバーのバージョン23.2をダウンロードしておくことをお勧めします。

以下は、チーム名「ALBteam0」のプロパティのスクリーンショットです。両ポートとも「アクティブ」で稼働しています。
TeamingProperty.gif 
チーム名は任意ですので、ご自身の環境にあった名称にしてください。

具体的なネットワークポートのALB構成方法は、以下をご参照ください。


この記事は、2018.06.24 12:11に投稿した記事と同じ内容です。ブログ村での新着記事としての反映が出来なかったため、再投稿しました。



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[ 2018年06月24日 12:11 ] カテゴリ:Homebuilt computer | TB(0) | CM(0)

PCの音が出ない!

妻が使っているPCの話です。


Dell Inspiron 660sという機種(多分2012年頃?、Windows 7搭載で購入)です。 
Windows 8.1を経てWindows 10にアップグレードし、現在も順調に稼働しています。購入して6年ですが、問題なく使えています。


メンテナンスは、結構こまめに行っています。 ときどきイベントビューアーでエラーログを見てエラーの対処をしたり、デバイスドライバーのアップデートなどをおこなったりして、PCのメンテナンス(維持)には気を配っています。もちろん、システム領域のバックアップもしています。


先日、YouTubeを視聴しようとした妻から『音が出なくなった』といわれました。


サウンドマネージャーを起動してテストをしても、確かに音が出ません。操作ミスでも設定ミスでもありません。 でも解決にあまり時間をかけたくありません。


こんなときは先ず、サウンドデバイスのデバイスドライバー周りを調べてみます。動作しているか、または更新(アップデート)版がリリースされていないかを調べるのです。


サウンドデバイス周りのデバイスドライバーは『正常に動作』という状態でしたが問題があるのです。そこで、デバイスドライバーの新しいバージョンを調べてみました。使っているツールは、「driver easy」のフリーバージョンです。


調べた結果、「Intel Display Audio」に少し新しいバージョンが見つかりましたので、それをインストールしました。


無事、音が出るようになりました。


デバイスドライバー用のツールを何か手元に持っていると、上記のように便利です。「driver easy」以外にも、「Driver Booster」や「DriveMax」等もあります。お気に入りのものを見つけておくと役に立ちます。


「driver easy」は以下のURLから入手できます。バージョン5.6.1.14162が、2018.03.08にリリースされています。


https://www.drivereasy.com/


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[ 2018年03月14日 18:22 ] カテゴリ:Homebuilt computer | TB(0) | CM(0)

Googleの2段階認証プロセスを導入

GoogleのGmailアカウントを使っている人を私の周りでも多く見かけます。セキュリティを強化するGoogle 『2段階認証プロセス』をPCのメールクライアントソフトに導入するステップです。


どなたでもできるように、スクリーンショットを使い1ステップずつ説明します。

  • ここでの説明は既にGmailアカウントを取得していて、『再設定用のメールアドレス』と『再設定用の電話番号』が設定してあり、『コードの取得方法』は簡単な『テキストメッセージ』を選択した設定で説明します。
  • 説明上「xxx」をクリック、として説明しますが、「Enter」キーでも可能な箇所もあります。

googleアカウントURL(https://myaccount.google.com/)にアクセスします。


2stepsAuthentic-03.gif

↑ブラウザーにgoogleアカウントでログインしてなければ、この画面になります。「Googleへのログイン」または右上の「ログイン」をクリック。


2stepsAuthentic-02.gif

↑パスワード入力。「エンター」キーまたは「次へ」をクリック。


2stepsAuthentic-1.gif

↑『2段階認証プロセス』が『オフ』になっています。この項目をクリック。


2stepsAuthentic-2.gif

↑『本人確認』です。パスワード入力。「エンター」キーまたは「次へ」をクリック。


2stepsAuthentic-15.gif

↑2段階認証プロセスに入ります。「開始」をクリック。


2stepsAuthentic-2.gif

↑『本人確認』です。パスワード入力。「エンター」キーまたは「次へ」をクリック。


2stepsAuthentic-17.gif

↑『再設定用の電話番号に設定した電話番号』で設定した電話番号が「使用する電話番号を選択してください」に表示されます。今回の例では『コードの取得方法』として「テキストメッセージ」を選択しています。「次へ」をクリック。


2stepsAuthentic-18.gif

↑「オンにする」をクリック。


2stepsAuthentic-19.gif

↑2段階認証プロセスが有効になりました。この時点で、メールクライアントでgmailアカウントに接続できなくなります(接続エラー)。ですが、先に『バックアップコード』を取得しておきます。「設定」をクリック。


2stepsAuthentic-2.gif

↑『本人確認』です。パスワード入力。「エンター」キーまたは「次へ」をクリック。


2stepsAuthentic-21.gif

↑事前に設定した電話に『6桁の確認コード』が着信しますので、それを入力。「次へ」をクリック。


2stepsAuthentic-22.gif

↑もしブラウザー機能の『Google Smart Lockでこのサイトのパスワードを保存しますか?』が表示されたら、「保存」をクリック。


2stepsAuthentic-23.gif

↑『バックアップコードの保存』が表示。ここで「印刷」をクリック。印刷したら安全な場所に保管。


2stepsAuthentic-24.gif

↑『2段階認証プロセス』のページで、上にある左矢印をクリック。


2stepsAuthentic-25.gif

↑Googleへのログインに戻り、「アプリパスワード」の項目をクリック。


2stepsAuthentic-2.gif

↑『本人確認』です。パスワード入力。「エンター」キーまたは「次へ」をクリック。


2stepsAuthentic-27.gif

↑『アプリパスワード』設定に移ります。


2stepsAuthentic-28.gif

↑「アプリを選択」をクリックしてメニューの中の「メール」を選択。


2stepsAuthentic-29.gif

↑「端末を選択」をクリックしてメニューの中の「Windowsパソコン」を選択。


2stepsAuthentic-30.gif

↑「生成」をクリック。


2stepsAuthentic-31.gif

↑『生成されたアプリパスワード』が表示されます。『使い方』にある説明のように、ご使用のメールクライアントを起動して、gmailアカウントのパスワードとして使います。

生成されたパスワードは、4文字ごとにスペースが入っていますが、スペースは無視します。つまり、16文字を続けて入力します。入力が終了したら、『生成されたアプリパスワード』の「完了」をクリックします。

注>この画面の左側で『Email address』と『Password』が入力できるように表示されていますが、例表示の画面です。ご使用のメールクライアントを起動してパスワードを設定してください。


SyloheedAccount1.gif

↑例としてメールクライアントSylpheedの場合のパスワード設定を示します。メイン画面の「設定(C)」をクリックして表示されるメニューから「現在のアカウントの設定(P)」を選びます。


SyloheedAccount2.gif

↑『パスワード』の箇所に、上の操作で説明した『生成されたアプリパスワード』を入力します。入力後に「適用(A)」をクリック。


2stepsAuthentic-32.gif

↑gmailサーバーに接続すると、2通のメールが着信しています。


2stepsAuthentic-36a.gif

↑メール件名が「2段階認証プロセスが有効になりました」の内容です。


2stepsAuthentic-38.gif

↑メール件名が「アプリパスワードを作成しました」の内容です。


2段階認証プロセスが設定されましたので、Gmailをこれまで以上に安心して使用できます。


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[ 2018年02月11日 10:46 ] カテゴリ:Homebuilt computer | TB(0) | CM(0)

Office 2013/Acrobat DCのCOMアドイントラブル

ひさびさのトラブル対応のトピックです。


仕事の関係上、Microsoft OfficeとAdobe Acrobatを使う機会は多いです。バージョンは、Officeが2013で、AcrobatはDCです。あるとき、Microsoft Wordのタブから「ACROBAT」が消えました。有効なPDFMakerアドインが見つからないのです。原因は分かりません。


Word1.gif

↑これが正常状態です。ここにあるべき「ACROBAT」タブが消えてしまったのです。


調べてみると、アドインから「Acrobat PDFMaker Office COM」が消えていました。


解決にはAdobeサイトの「Acrobat DC または Acrobat 2017 をインストール後に、Office 2007、2010、2013 または 2016 で PDFMaker が使用できない問題」ページの解決策3を参考にしました。そのページのキャプチャーが下になります。


AcrobatPDFMaker.gif

↑説明におかしな箇所がありますので、わかりにくくなっています。実例に合わせて、説明します(以下)。


word2.gif

↑Wordを開き、左上にある「ファイル」タブをクリックし「オプション」と進みます。


word3.gif《この画像は問題がない正常な状態を示しています》

↑先ず①「アドイン」を選択します。今回のケースでは、②の箇所から「Acrobat PDFMaker Office COM Addin」が消え、③の箇所にも見当たらなくなっていました。④の「設定(G)...」をクリックします。


word4.gif《この画像は問題がない正常な状態を示しています》

↑今回のケースでは使用できるアドイン(D):に「Acrobat PDFMaker Office COM Addin」がありませんでした。「追加」をクリック。


word6.gif 

↑① C:\Program Files (x86)\Adobe\Acrobat 2015\PDFMaker\Office\x64フォルダーにある②「PDFMOfficeAddin.dll」を選択して、③「OK(O)」をクリック。これで正常に戻ります。


word8.gif

注意が必要なので追加の説明を加えます。64ビット環境なので、C:\Program Files (x86)\Adobe\Acrobat 2015\PDFMaker\OfficeにあるPDFMOfficeAddin.dllを選ぶと、「有効なOfficeアドインではありません」のエラーとなりますので注意が必要です。上記Adobeサイトの説明は少し不親切に感じます。


word10.gif

↑もし、Wordを再起動したとき「Acrobat PDFMaker Office COM」が有効にならなかったら、「管理者として実行」してから、ここで説明したアドイン設定を試してください。Wordを管理者として実行するには①タスクバーのコルタナに「word」と入力し、現れた「Word 2013」を右クリックして、②「管理者として実行」です。


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[ 2018年02月04日 13:08 ] カテゴリ:Homebuilt computer | TB(0) | CM(0)

持ち運びできるメールクライアントソフト(Sylpheed)

スマートフォンやタブレットを携帯していれば、外出していてもメールの送受信はできます。しかし、長い文章やビジネス上のメール作成では、普段のPCで使い慣れたメールソフトを使いたくなることがあります。


そのようなとき、普段使うメールクライアントソフトをUSBフラッシュドライブにいれて借りたPCで使えれば、いつものメール環境で仕事ができます。


「Sylpheed」はPCにインストールして、通常のメールクライアントソフトとしても使いやすく十分な機能を持つメールソフトです。また、USBフラッシュドライブにいれポータブル版として構成できますので持ち運んで使うこともできます。


今回は、マイクロソフト社の無料メール(outlook.com)アカウントを使った例です。できるだけ丁寧に説明しますので、長くなります。前提として、すでにoutlook.comにアカウントを作成済みの例です。

ダウンロード

Sylpheedダウンロードページから、2012.12.29現在の最新バージョン3.6の「zipアーカイブ版」をダウンロードします。


Sylpheed_download.gif

↑sylpheed-3.6-win32.zip、osdn.jp、sraoss.jpのいずれかのリンクをクリックすると、「sylpheed-3.6-win32.zip」のダウンロードが始まります。


ダウンロードが終了したら「sylpheed-3.6-win32.zip」を解凍しますが、解凍先をUSBフラッシュドライブにします(以下に続きます)。

解凍(展開)

Sylpheed_unzip.gif

↑「圧縮フォルダー ツール」タブを開き、「すべて展開」をクリック。


Sylpheed_unzip1.gif

↑「ファイルを下のフォルダーに展開する(F):」を、使用するUSBフラッシュドライブのドライブレターを指定します。ここでは、例として「F:\」にしています


Sylpheed_unzip2.gif

↑解凍が始まりますので、終了を待ちます。


Sylpheed_unzip3.gif

↑解凍先のUSBフラッシュドライブに「Sylpheed-3.6」フォルダーが生成されています。

準備

上記の通り、USBフラッシュドライブの直下に「Sylpheed-3.6」フォルダーが作成されます。フォルダー名は変更しても動作に問題はありません。以下では「Sylpheed-3.6」フォルダーのままにして説明します。


最初に忘れないでほしい重要な作業があります。


Sylpheed_rename.gif

↑「Sylpheed-3.6」フォルダーの中に「sample-sylpheed.ini」ファイルがありますので、そのファイル名を「sylpheed.ini」に変更してください。

Sylpheedの起動(実行)と初期設定

Sylpheed_exefile.gif

↑「sylpheed.exe」のダブルクリックで起動します。


Sylpheed_mailbox1.gif

↑「メールボックスの設定」の初期設定が起動します。USBフラッシュドライブ内にあるメールボックスが指定されていることを確認します。ここでの説明例「F:\Sylpheed-3.6\config\Mailboxes\Mail」のようにです。


Sylpheed_initial2.gif

↑「新規アカウントの作成」に移ります。アカウントタイプを選択できます。


Sylpheed_OutlookCom_setting.gif

↑Outlook.comを使うため「IMAP4」を選択します。続いて「進む(F)」をクリック。


Sylpheed_Outlook_setting2.gif

↑「表示名」と「メールアドレス」を入力します。続いて「進む(F)」をクリック。


Sylpheed_Outlook_setting3.gif

↑「ユーザID」「IMAP4サーバ」「SMTPサーバ」を入力。「ユーザID」は、メールアドレスを使います。IMAP4サーバには『imap-mail.outlook.com』、SMTPサーバには『smtp-mail.outlook.com』を指定。「SSLを使用」、「SMTP認証を使用」にチェック。その後「進む(F)」をクリック。


Sylpheed_Outlook_setting4.gif

↑入力した情報に基づいてアカウントが作成されます。サーバー情報やポート番号が表示されますが、SMTPポート情報が正しくないため、このままの設定ではアカウントは動作しませんが、「閉じる(C)」をクリック。


Sylpheed_OutlookCom_passw.gif

↑パスワードの入力が求められますが、まだアカウント設定が不完全なので、「キャンセル(C)」をクリック。


Sylpheed_Outlook_setting6.gif

↑「設定」タブのメニューから「現在のアカウントの設定(P)...」を選択。


outlookcom_config1.gif

↑「アカウントの設定」が起動。


outlookcom_config3.gif

↑「SSL」タブで、IMAP4の「IMAP4の接続にSSLを使用」、送信(SMTP)の「SSLセッションの開始にSTARTTLSコマンドを使用」のボタンをチェック。「非ブロッキングSSLを使用する」はチェック。「適用(A)」ボタンをクリック。


outlookcom_config4.gif

↑「高度な設定」タブ。SMTPポートを指定で「587」、IMAP4ポートを指定で「993」を設定。「OK」で閉じる。


Sylpheed_tree_reconst_menu.gif

↑「ファイル」タブのメニューから「メールボックス」、次に「フォルダーツリーを再構築(E)」を選択。


Sylpheed_tree_reconst.gif

↑「フォルダーツリーの再構築」のダイヤログ確認で「はい(Y)」をクリック。


Sylpheed_tree_reconst_passw.gif

↑メールアカウントのパスワードを入力。


Sylpheed_outlookcom_start.gif

↑3ペイン表示の使いやすいインターフェースのSylpheedメールクライアントでアカウントが開けます。

設定や注意

スレッド表示のオン/オフは、「表示(V)」タブにある「スレッド表示(R)」のチェックで切り替えができます。


USBフラッシュドライブで持ち運びする上で重要なことがあります。USBフラッシュドライブの紛失や盗難などに備えておくことです。


パスワード入力しないとアカウントが開かないようにしておき、不慮の事故に備えます。上記までの操作では、アカウントのパスワードは保存されていません。


念のための確認ですが、Sylpheedの「設定(C)」タブから「現在のアカウントの編集(P)」または「アカウントの編集(E)」に進むと、「アカウントの設定」ウインドウになります。


Sylpheed_nopassw.gif

↑「基本」タブに入ると右下に「パスワード」を入力する項目がありますが、空欄(何も入れない)にしておきます。


アカウントを開くたびにパスワード入力を求められますが、USBフラッシュドライブの紛失や盗難などを考えるとパスワードを保存しておかないことが重要です。


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[ 2017年12月29日 20:00 ] カテゴリ:Homebuilt computer | TB(0) | CM(0)