- MX Linux で Locale 変数の一つだけを変える [2021/02/27]
- Docker CE のインストール(Ubuntu focal 用) [2020/10/16]
- Ubuntu Server 20.04(CUI環境)のコンソール画面を一定時間後に消灯するメモ [2020/09/05]
- Linuxfx10(スクリーンショットで紹介) [2020/06/18]
- モニター画面(蓋)を閉じてもスリープさせないメモ [2020/03/15]
- CentOS 8 (CUI環境)の画面を一定時間後に消灯するメモ [2020/02/02]
- SambaにUbuntuのGUIファイルマネージャーを使ってアクセス [2018/08/04]
- GNOME Flashback(Compiz)の日本語入力 [2017/11/12]
MX Linux で Locale 変数の一つだけを変える
MX Linux の locale LC_TIME 環境変数だけを他の環境変数と異なる国タイプに変更する
MX Linux を英語版(locale en_US)でインストールしました。日本語のディレクトリになると、コマンド操作がやりにくいこともありますので、英語版を使っています。英語版のままでも、後から IBus Anthy を設定することで日本語入力が可能になります。
以下の画像はその状態のデスクトップです。
Conky(MX-Cowon_blue_robot)によって、デジタル時計が示されています。表示が「12時間」形式になっていますので、これを「24時間」表示に変えたいと思ったのが、今回のトピックのきっかけです。
その箇所の表示を変えるには、詳しい方から Conky の存在と Conky の表示設定を編集すればよいことを教えてもらいました。それが正当な方法だと思います。しかし、その設定を見たら、私には結構複雑なつくりに見え、変更するのが大変そうに感じました。
詳しい方々にアドバイスをいただいている過程で、もっと楽にできる方法はないかと考えたとき、locale を「日本」にすると、デスクトップの Conky によるデジタル時計は「24時間」表示になること思い出しました。
ひょっとすると、locale の時刻表示に関する箇所(環境変数)だけを「日本」に変えれば Conky によるデジタル時計は「24時間」形式にできるのでは、と考えました。
コマンド locale で調べた変数が以下です。
LANG=en_US.UTF-8
LANGUAGE=
LC_CTYPE="en_US.UTF-8"
LC_NUMERIC="en_US.UTF-8"
LC_TIME="en_US.UTF-8"
LC_COLLATE="en_US.UTF-8"
LC_MONETARY="en_US.UTF-8"
LC_MESSAGES="en_US.UTF-8"
LC_PAPER="en_US.UTF-8"
LC_NAME="en_US.UTF-8"
LC_ADDRESS="en_US.UTF-8"
LC_TELEPHONE="en_US.UTF-8"
LC_MEASUREMENT="en_US.UTF-8"
LC_IDENTIFICATION="en_US.UTF-8"
LC_ALL=
上記環境変数の「 LC_TIME 」だけを「 ja_JP.UTF-8 」に変えることにします。一般的なコマンドの 「 export LC_TIME=”ja_JP.UTF-8” 」では、Conky の時刻表示を変更することはできません。このコマンドで効果が有効になるのは、それを実行したターミナルのセッション内のみで、別のターミナルでは「 LC_TIME=”en_US.UTF-8” 」のままでした。
調べた結果、効果があったのは「 sudo update-locale LC_TIME=ja_JP.UTF-8 」コマンドでした。このコマンドによって、「 /etc/default/locale 」ファイルが更新されます。
MX-Linux を Restart させて、Conky による時刻表示を見ると「24時間」形式に変わっていました。
曜日と月の箇所は文字化けしていますが、時刻は「24時間」形式になりました。上記のコマンド(sudo update-local LC_TIME=ja_JP.UTF-8)は、システム全体にわたって有効だということが分かりました。
私自身は試しておりませんが、Conky の表示定義ファイルを編集することでも時刻の「24時間」形式表示は可能ということです。Conky の表示定義を編集するのが正当法かと思います。
LC_TIME 環境変数の変更に関しては、以下の情報を参考にさせていただきました。
Docker CE のインストール(Ubuntu focal 用)
9月に Ubuntu Server 20.04 上に、Docker CE(Community Edition)をインストールしました。今頃になって走り書きのメモです。
順序
- 古い Docker のバージョンをアンインストール
- リポジトリ―追加に必要なパッケージのインストール
- Docker の公式 GPD 鍵を追加
- Docker のリポジトリ―を追加
- Docker CE のインストール
root 権限で実行します。したがって、通常は各コマンドの先頭に「sudo」(パイプライン「|」のあとにも)を入れます。
1.古い Docker のバージョンをアンインストール(念のため)
$ apt remove docker docker-engine docker.io containerd runc
2.リポジトリ―追加に必要なパッケージのインストール
$ apt update
$ apt -y install apt-transport-https ca-certificates curl gnupg-agent software-properties-common
3.Dockerの公式GPG鍵を追加
$ curl -fsSL https://download.docker.com/linux/ubuntu/gpg | apt-key add -
その後、gpg情報が正しいことを確認
$ apt-key fingerprint 0EBFCD88
4.Docker(focal 用)のリポジトリーを追加(以下は一行で入力)
$ add-apt-repository "deb [arch=amd64] https://download.docker.com/linux/ubuntu focal stable"
※もし、以前に disco 用のリポジトリーを使っていたら、事前に disco 用のリポジトリーを削除しておく。リポジトリーの削除方法(以下は一行で入力)
$ add-apt-repository --remove "deb [arch=amd64] https://download.docker.com/linux/ubuntu disco stable"
5.Docker CEのインストール
$ apt update
$ apt -y install docker-ce docker-ce-cli containerd.io
パッケージ情報の確認
$ apt-cache madison docker-ce
以上です。
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Ubuntu Server 20.04(CUI環境)のコンソール画面を一定時間後に消灯するメモ
前に書いた記事「CentOS 8 (CUI環境)の画面を一定時間後に消灯するメモ」と同じ考え方で処理したメモになります。
旧型ラップトップコンピューター(いわゆるノートPC)Panasonic Let's Note CF-N8に、
Ubuntu Server 20.04.1 LTS をインストールしました。PCの液晶画面が、いつまでも点灯したままになるため、液晶スクリーンに焼き付きが懸念されます。そこで、コンソールを一定時間操作しないときに、スクリーンを消灯させるときに行った方法です。
画面が消灯するまでの時間(秒単位)を記述しているのは、以下のファイルです。
/sys/module/kernel/parameters/consoleblank
この内容は、「0」となっています(単純に cat コマンドで読めます)。「0」は disable blanking を意味し、消灯しない設定になっています。この箇所を書き換えれば、目的の時間経過後にコンソールを消灯できます。
consoleblank 内の値を書き換えるのは、「setterm」コマンドになります。(以下、コマンドの説明の行頭「#」は、rootのプロンプトでの操作を意味します。「sudo」などでの操作です)。setterm コマンドに –blank オプションを使って消灯までの時間を分単位で指定します。例えば、以下の
# setterm –blank 2
を実行すると、/sys/module/kernel/parameters/consoleblank の値は「120」(2分=120秒)になります。そうすると、コンソール操作を行わないと2分後に画面が消灯します。ただし、この値はシステムを再起動すると「0」にリセットされてしまいます。
毎回起動した後、コンソール操作が何もないときに1分後に画面を消灯させるためのサービスを定義して実行させる方法は以下になります。
1. ノートPCの画面(CUI環境)で端末名を調べる
コンソール上で端末名を調べる(以下のコマンド)
# tty
ここでの例では、「/dev/tty1」。
2. 起動スクリプトを作成
myconsoleblank.sh という名前で /usr/local/bin/ に作成。その内容は以下。(1分に設定する例。適宜、ご希望の「分」数を使う)
#!/bin/bash
#Called from /etc/systemd/system/my-console-blank-enable.service
#Turn the console terminal Off 1 minutes later
/bin/setterm -blank 1 > /dev/tty1
3. スクリプトに実行権限を付与
# chmod 755 /usr/local/bin/myconsoleblank.sh
4. サービス定義を登録
/etc/systemd/system/ に、my-console-blank-enable.service の名前で作成(Descriptionの行の内容は適当に書いています。改行なしの一行です)。
[Unit]
Description = Turn the console terminal Off after a time defined by /usr/local/bin/myconsoleblank.sh
[Service]
Type = simple
User = root
RemainAfterExit = yes
EnvironmentFile = -/etc/myrootenv
ExecStart = /usr/local/bin/myconsoleblank.sh
Restart = always
[Install]
WantedBy = multi-user.target
5. EnvironmentFile を作成
スクリプト実行時の環境変数を myrootenv の中で設定、場所は /etc ディレクトリ。
HOME = /root
TERM = linux
PATH = "/usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin:/snap/bin"
PATHなどの値は、コンソールターミナル(この例ではノートPC)から printenv コマンドで調べておく。
6. 作成したサービスの起動
サービスを起動するコマンド
# systemctl start my-console-blank-enable
状態を確認するのは、以下のコマンド
# systemctl status my-console-blank-enable
エラーがなかったら、以下のコマンドでサービスを自動起動にする
# systemctl enable my-console-blank-enable
エラーが出たら、例えば以下のようにして調べてください。
# journalctl -b | grep myconsoleblank
補足:
上記、「4. サービス定義を登録」における EnviromentFile の記述と作成場所は、/etc/systemd/system/ にある snap.lxd.active.service を参考にしました。また、「5. EnvironmentFile を作成」における PATH の定義記述は、/etc/environment を参考にしました。
以上です。
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Linuxfx10(スクリーンショットで紹介)
Microsoft社のWindows 10にデスクトップが非常に似ているLinuxディストリビューションがあります。「Linuxfx」です。その最新版インストールisoを以下からダウンロードしました。
https://sourceforge.net/projects/linuxfxdevil/files/
ファイル名は、「linuxfx10.2-wx-lts.iso」です。どのような雰囲気なのかを見るため、VMware Workstation Playerにインストールしました。
インストールが終了すると、日本語入力もできるようになっている、という情報でしたが私のインストールの仕方が悪かったようで、日本語入力は、あとからfcitx-mozcをインストールしなければなりませんでした。それと日本語キーボードの設定もあとから行いました(通常の方法で、とくに難しい方法ではありません)。
Linixfx10のスクリーンショットを並べますので、ご覧ください。
起動画面
ログオン画面
デスクトップ画面
エクスプローラー風の画面
スタートメニュー画面
コントロールパネル風の画面
Linuxfxには標準でLibreOfficeが含まれています。その「Writer」を起動すると、タスクバーに表示されるアイコンは「Word」の(過去の)アイコンに似ています。
細かい部分ではWindows 10とは違いますが、少し離れたところから見たら、LinuxではなくWindowsを使っているように見えると思います。
以上です。
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モニター画面(蓋)を閉じてもスリープさせないメモ
6週間ほど前に「CentOS 8 (CUI環境)の画面を一定時間後に消灯するメモ」で、ノートPC上にsambaを構成したときスクリーンを一定時間後に消灯する方法を紹介しました。
さらにノートPCなので、モニター画面(蓋、カバー)を閉じてもスリープさせない設定にしてあります。運用中に誤ってモニター画面を閉じても中断しないようにするためです。以下のようにしたら、カバー(蓋)を閉じてもスリープしなくなりました。比較的容易な設定です。
/etc/systemd/logind.confの設定を変更
まず、以下のコマンドで元の login.conf をコピーしておきます(元に戻せるように)。
# cp –p /etc/systemd/logind.conf /etc/systemd/logind.conf-org
そして、logind.org を編集しますが、「#HandleLidSwitch=suspend」という行を見つけたら以下のように変更します。
HandleLidSwitch=ignore
つまり、行頭の「#」を削除して、「suspend」を「ignore」に変更します。編集を終えて書き込んだら、以下のコマンドで反映させます。
# systemctl restart systemd-logind.service
以上です。
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CentOS 8 (CUI環境)の画面を一定時間後に消灯するメモ
sambaを導入したCentOS 8 (CUI環境)の画面を一定時間後にblank(暗く)する方法をメモとして残します。
旧型ラップトップコンピューター(いわゆるノートPC)Panasonic Let's Note CF-N8に、CentOS 8をインストールしsambaを導入しました。旧型PCの能力がGUI環境を導入するには非力なこともあり、基本的なファイルサーバーとしてだけ使うので、CUI環境を構築しました。インストールとsambaの設定は問題なく完了し、ファイルサーバーとして機能しています。
一つだけ困ったのは、ノートPCの液晶画面が、いつまでも点灯したままの状態です。このままでは、液晶スクリーンに焼き付きが発生します。コンソールを一定時間操作しないときに、スクリーンを消灯させたいのです。
画面が消灯するまでの時間(秒単位)は、 /sys/module/kernel/parameters/consoleblank に記述されています。内容を見ると「0」が入っていました。「0」はdisable blankingで消灯しない設定になっています。
consoleblank 内の値を書き換えるのは、「setterm」コマンドになります。(以下、コマンドの説明の行頭「#」は、rootのプロンプトを示します)
# setterm -blank 2
のように、「分」単位で値を定義します。上記の例では、コンソール操作が何もないと2分後に画面が消灯します。上記のコマンドの後に、/sys/module/kernel/parameters/consoleblank の値を調べると「120」になっています。2分=120秒の「120」が書き込まれています。しかし、CentOS 8を再起動すると、「0」にリセットされます。
毎回の起動ごとにログインしてコマンドを入力すれば希望の時間後に画面が消灯できます。しかし、起動した後、ログインしてコマンドを入力するのは面倒です。ログインせず、PCが起動した後、自動的に一定時間に画面を消灯させたいのです。少し大げさになりますが、サービスの作成を試行錯誤した結果を紹介します。今回の例とは逆に、消灯させたくないという場合にも応用できます。
ノートPCの画面(CUI環境)で端末名を調べる
コマンドで
# tty
の出力結果(端末名)を記録しておきます。ここでは、「/dev/tty1」でした。
起動スクリプトを作成
myconsoleblank.shという名前で作成しましたが場所も重要でした。rootのホームディレクトリ「/root」の下に作成してもエラーで実行できませんでした(『Permission denied』のようなエラー、詳しい内容は忘れました、すみません。chmod +x でもダメでした)。そこで /usr/local/bin/ に作成しました。スクリプトの内容は以下です。消灯する時間は以下の例では、1分にしています。適宜、ご希望の「分」数を使ってください。myconsoleblank.sh の内容は以下です。
#!/bin/bash
#Called from /etc/systemd/system/my-console-blank-enable.service
#Turn the console terminal Off 1 minutes later
/bin/setterm -blank 1 > /dev/tty1
このスクリプトに実行権限を付与します。
# chmod 755 /usr/local/bin/myconsoleblank.sh
サービス定義を登録
/etc/systemd/system/ に、my-console-blank-enable.service の名前で以下の内容を作成します。(注:Description の行は、myconsoleblank.sh まで途中で改行せずに1行として入力)
[Unit]
Description = Turn the console terminal Off after a time defined by /usr/local/bin/myconsoleblank.sh
[Service]
Type = simple
User = root
RemainAfterExit = yes
EnvironmentFile = /etc/sysconfig/rootenv
ExecStart = /usr/local/bin/myconsoleblank.sh
Restart = always
[Install]
WantedBy = multi-user.target
EnvironmentFile を作成
/etc/sysconfig/ にスクリプト実行時の環境変数を設定します。rootenv という名前で作成しました。
HOME=/root
TERM=linux
PATH=/usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/root/bin
PATH などの値は、実際の端末(この例ではノートPC)でのコマンド printenv などで調べられます。
サービスを起動
以下のコマンドを入力します。
# systemctl start my-console-blank-enable
状態を確認するのは、以下のコマンド。
# systemctl status my-console-blank-enable
エラーがなかったら、自動起動にします。
# systemctl enable my-console-blank-enable
エラーが出たら、例えば以下のようにして調べてください。
# journalctl -b | grep myconsoleblank
他には、ブート時に実行されるコマンドラインを編集して「consoleblank=x」で制御する方法があります(xは秒数で、0はdisable blanking)。こちらは試しておりませんが、以下のサイトをご覧ください。
参考URL: How do I disable the blank console “screensaver” on Ubuntu Server?
以上です。
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SambaにUbuntuのGUIファイルマネージャーを使ってアクセス
SambaにUbuntuからアクセスするコマンドを使わない方法!
DebianにSambaを導入して、NAS的に使っています。主にWindowsシステム間でファイル共有の目的です。このSambaにUbuntuからもアクセスできると便利なので、GUIのファイルマネージャーを使う簡単な方法を試してみました。
通常ですと、Ubuntuに標準で導入済みのcifs-utilsパッケージのコマンドを使うのですが、今回は、Ubuntu上にsmbclientやcifs-utilsパッケージのコマンドを使わないで済む方法です。
Buffalo製の古いNAS(LS-XH500L)を使っています。製品の仕様にはlinuxが対応OSとして含まれていませんが、この方法を使ってアクセス出来ます(当然サポート対象外になりますが)。
使用環境と準備
使用したのは、Ubuntu 17.10.1と18.04.1。ともに英語版。そしてDebianのSambaはVersion 4.5.12です。
アクセスにはあらかじめ、構築したSambaシステムのIPアドレス、Samba上に作成したユーザー名とパスワード、Workgroup名を確認しておくことが必要です。
操作編
1. | ![]() |
Ubuntu 18のデスクトップから、左側にある「Files」アイコンをシングルクリック |
2. | ![]() |
「Other Locations」をクリック |
3. | ![]() |
「Connect to Server」の入力領域に、先頭に『smb://』を入れてアクセスしたいSambaシステムのIPアドレスを入力。続いて「Connect」をクリック |
4. | ![]() |
Sambaで設定した共有領域(共有ディレクトリ or 共有フォルダ名)『smbshare』(例です。設定によって名称は異なります)が表示される。このフォルダをクリック |
5. | ![]() |
共有領域にアクセスするため、「Registered User」をチェック。Sambaで設定した「Username」と「Domain」、「Password」を入力。「Domain」は、特にドメインを設定してないのでWindowsとの接続で使っている「Workgroup」名を入力(省略不可)。「Connect」をクリック |
6. | ![]() |
Sambaの共有領域が表示されアクセス可能。デスクトップには『smbshare』のフォルダーが表示 |
7. | ![]() |
マウントを解除するには、「Umount」マークをクリック。共有領域へのアクセスは解除される |
8. | ![]() |
トップの共有領域下にある指定のフォルダ下のみを共有領域として表示することも可能。そのときは『smb://IPアドレス/共有フォルダ名/フォルダ名』で指定。ここの例では、『/smb://192.168.1.200/smbshare/new』とし、『new』以下のみを共有領域として表示 |
9. | ![]() |
フォルダ-『new』以下のファイルが表示。特定のフォルダー以下を共有領域として使用可 |
参考:サーバーのアドレス指定
ファイルマネージャーの「Connect to Server」の箇所にはヘルプがあります。「?」をクリックすると表示されます。

プロトコルの種類によって、先頭のPrefixを変えてサーバーを指定できます。今回は、Sambaなので『smb://』を使いました。
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GNOME Flashback(Compiz)の日本語入力
Pearl Linux OS 4.0に関する5番目の記事になります。
Pearl Linux OS 4.0には、PearlDE-FX以外にもGNOME Flashback(Compiz)などのセッション(デスクトップスタイル)があります。GNOME Flashback(Compiz)セッションもMac OS Xに似たインターフェース(デザインスタイルとジェスチャー)を持っています。
PearlDE-FXセッションでは日本語表示と日本語入力は設定できていますが、この段階ではGNOME Flashback(Compiz)セッションにログインしても日本語入力はできません。
試行錯誤の作業結果ですが、GNOME Flashback(Compiz)セッションでも日本語入力はできるようになりました。ただ、今回説明する作業内容は、あまり系統立っていません。
なお、今回の作業の副作用として、デスクトップのドックから「Pearl System Control」が消えてしまうことを事前にお伝えしておきます。
また、前回までのPearl Linux OS 4.0の記事で説明した同様の内容については、作業操作の画面をキャプチャーしてない箇所があることをご了承ください。
GNOME Flashback(Compiz)セッションでの日本語入力
↑右上のセッション選択メニューから「GNOME Flashback(Compiz)」を選択して、パスワードを入れてログインします。
↑これがGNOME Flashback(Compiz)のデスクトップです。
↑下部のドックから「Xfce Teminal」を起動し、上記のコマンドを入力してシステムをアップデートします。終了したら「Xfce Terminal」を閉じます。
↑左上のPeralマークから、メニューを辿り「設定」を開きます。
↑「地域と言語」をクリックします。
↑この画面が開きますが、すぐ下の画面が表示されます。
↑不足しているパッケージが表示されます。「ibus-mozc」も必要なんて不思議な気がしますが、それも含めてインストールします。右下の「Install」ボタンをクリックします。インストールの完了を待ちます。
↑この画面に戻ります。ここで「入力ソース」の「+」を押して出てくるメニューをみても、「Mozc」は見当たりません。閉じます。まだ日本語入力はできません。
↑左上の「Pearlマーク」から、メニューを辿り「Fcitx 設定」を開きます。
↑「入力メソッド」で「Mozc」が先頭行に出てきます。先頭行になければ、最上行に上げます。この段階までの操作で日本語が入力できれば、作業は終了です。しかし、私の環境ではダメでした。
↑デスクトップの右上に仮想キーボードのアイテムが表示されていますので、マウスポインターを重ねるとメニューが出てきます。その「入力メソッド」で「Mozc」を選択しましたが、日本語入力はできません。
一旦、ログアウトして再ログインすると、上記の仮想キーボードのアイテムが消えていました。
ログインしたら、ドックから「System Pearl Control」を起動。その中の「Synaptic Package Manager」を起動して(パスワード入力して)、「ibus」を検索→項目を右クリック→「削除指定」の操作で削除します。
「Synaptic Package Manager」の使い方は、これまでのPearl Linux OS 4.0の記事にある説明を参考にしてください。(もし、「System Pearl Control」がドックから消えていたら・・・、この下にある「補足」の説明を参照ください)
これで、「Fcitx設定」を開き、「入力メソッド」タブで最上行に「Mozc」があれば、日本語入力ができるようになっています。「Mozc」が無ければ、左下の「+」ボタンを押して選択メニューを表示し、「Mozc」を選び追加します。そして最上行に位置するように設定します。
以上の操作で、GNOME Flashback(Compiz)セッションでも日本語入力ができるようになりました。
補足
「Synaptic Package Manager」は、デスクトップの「Pearlマーク」メニューから起動できます。
↑メニューから「システムツール」→「Administration」→「App Grid」と辿ります。
↑左上の検索枠に「Synaptic」と入力するとインストール済として「Synaptic Package Manager」が出てきます。クリックします。
↑上の行メニューにある「起動する」をクリックします。
↑パスワードを入力すれば、これまでのPearl Linux OS 4.0関連記事の中で使ってきた「Synaptic Package Manager」が起動します。
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