ワイヴァンアイエス研究所ブログ

ストレージシステムやITの技術動向やテクノロジーなどを紹介。その他、趣味的な話題もあります

MX Linux(VMware仮想マシン)のパッケージアップデートでエラー

MX Linux をVMware Workstation Player のゲストマシンとして使ってみました。パッケージアップデートのエラーに遭遇したとき行った対処方法です。


使用環境

  • 仮想マシン:MX Linux 19.3
  • VMware Workstation Player:16.1.0
  • ホストOS:Windows 10 Pro 64ビット(20H2)

仮想マシンの MX Linux でパッケージのアップデートが失敗します。数日経過しても解消しません。その画面のキャプチャーは以下になります。

この中で気になる箇所を抜き出したのが以下の記述です。

********* ********* *********

Err:1 http://mirrors.rit.edu/mxlinux/mx-packages/mx/repo buster/main amd64 advert-block-antix all 0.2.26mx19+1

  File has unexpected size (43 != 22012). Mirror sync in progress? [IP: 129.21.171.72 80]


E: Failed to fetch http://mirrors.rit.edu/mxlinux/mx-packages/mx/repo/pool/main/a/advert-block-antix/advert-block-antix_0.2.26mx19+1_all.deb File has unexpected size (43 != 22012). Mirror sync in progress? [IP: 129.21.171.72 80]


E: Unable to fetch some archives, maybe run apt-get update or try with --fix-missing?

********* ********* *********


パッケージアップデートでダウンロードした「advert-block-antix_0.2.26mx19+1_all.deb」のサイズが 43 byte であり本来の 22012 byte ではない。そのためアップデートできない状況と理解しました。


画面キャプチャーのメッセージにあったコマンド「apt-get update」や「apt-update –fix-missing」を試しましたが、効果はありませんでした。


試しに、仮想マシン(MX Linux)で、「advert-block-antix_0.2.26mx19+1_all.deb」を直接ダウンロードしてみると、サイズは「43 byte」でした。サイト上のサイズをみると「21.5 kB」と表示されていますが、ダウンロードしたサイズとは異なっています。


ところが、同じファイルをホスト側の Windows マシンでダウンロードすると、サイズは「22 KB(22012 byte)」となり、ホスト側では正しくダウンロードされています。


仮想マシン MX Linux でネットワークの設定に問題がありそうなので、[仮想マシン設定の編集]で[ネットワークアダプタ]を「NAT」から「ブリッジ」に変更しました(下のスクリーンショット)。

ブリッジ接続


その結果、パッケージのアップデートの問題は解消(アップデートは完了)しました。根本的な原因を調べていませんが、MX Linux 仮想マシンの[ネットワークアダプタ]を「NAT」に設定したときのプライベートアドレスとブロードバンドルータの間で何らかの問題が生じたように思います。

以上


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[ 2021年02月21日 21:45 ] カテゴリ:仮想マシン | TB(0) | CM(0)

ATOM Cam と仮想マシンAndroid-x86|ATOM Cam アプリのインストール編

ATOM Cam を仮想マシン Android-x86 で使用するための「ATOM Cam アプリのインストール編」です。


使用環境や背景などは、「ATOM Cam と仮想マシンAndroid-x86|はじめに」をご覧ください。

Android-86 仮想マシンを VMware Workstation Player へインストールする方法は、「ATOM Cam と仮想マシンAndroid-x86|Android-x86 インストール編」をご覧ください。


以下は、Android-x86 上での操作となります。


ATOM Cam アプリのインストール編


アプリの「Chrome」を起動して、「https://www.atomtech.co.jp/app/atom-dl/」にアクセスします。


下にスクロールダウンして、[デバイスにファイルをダウンロード]をクリック。


[続行]


[許可]にしました。


[OK]をクリック。


ダウンロードが完了したら、アプリ Chrome を閉じます。


アプリを表示させ、[設定]を選択。


[Apps compatibility]を選択。


[Enable native bridge]を有効にする。


[セキュリティ]を選択。


無効になっているので「有効」に変える。


確認(同意)が求められるので、[OK]を選択。


アプリを表示させ、[ダウンロード]を選択。


「ダウンロード」フォルダーに保存されている「atom_1_2_7_release.apk」をダブルクリック。


[インストール]をクリック。


完了したら[開く]をクリック。


[許可]を選択しました。


ATOM Cam カメラを認識しています。ここでの例は、予め他の Android デバイスで設定したカメラです。多分、ATOM Cam の初期設定も可能だと思います。


カメラを選択することで、映像が表示されます。


最後に、忘れずに[セキュリティ]から[提供元不明のアプリ]項目を「インストールを許可しない」設定に戻してください。


以上です。


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[ 2020年11月14日 13:51 ] カテゴリ:仮想マシン | TB(0) | CM(0)

ATOM Cam と仮想マシンAndroid-x86|Android-x86 インストール編

ATOM Cam を仮想マシン Android-x86 で使用するための「Android-x86 のインストール編」です。使用環境や背景などは、「ATOM Cam と仮想マシンAndroid-x86|はじめに」をご覧ください。

この「Android-x86 インストール編」では、vi エディターを使った処理があったり、英語配列のキーボードを意識しなければならないなど、注意が必要な操作があります。


Android-x86 のインストール編


「VMware Workstation Player への準備編」が完了すると、以下の状態になっています。


[Android 7.1]をダブルクリックするか、[仮想マシンの起動]をクリック。Android-x86が起動。


素早くメニューから、[Advanced options...]を選択する。


[Auto_Installation - Auto Install to specified harddisk]を選択する。


「You have chosen the AUTO installation.」では[Yes]を選択。


「Android-x86 is installed successfully.」になったら、[Reboot]を選択して[OK]。


「Android-x86 7.1-r4」が選択されている。「Enter] キーを押して起動させる。


プロンプトを出した状態のままで先に進まず期待した状態にならない(物理マシンの場合はこの問題は発生せず、正常に Android-x86 が起動する)。VMware Workstation Player のメニューから「ゲストを再起動」させる。


今度は[Android-x86 7.1-r4 (Debug Mode)]を選択して起動。


メッセージが多数表示される。メッセージが停止したら、[Enter]キーを押すことで、「#」のプロンプトが出る。


これ以降はコマンド処理が続きますが、できるだけ初めての人にもわかるように記述していきます。以下の2行(コマンド)を入力します。

■ 入力するコマンド
cd /
mount -o remount -rw /mnt

上記の各行の最後に「Enter]を押して入力します。画面では以下となっています。


上記のコマンドの結果、「re-mounted」メッセージが表示されています。これでファイルへの書き込みが可能になりましたので、編集作業に入ります。編集するファイルは、ディレクトリ /mnt/grub にある「menu.lst」です。

■ 入力するコマンド
vi /mnt/grub/menu.lst

画面ではこうなります。これで「menu.lst」の編集画面に入ります。


キーボードの矢印キーで「title Android-x86 7.1-r4」の下にある、「kernel /android-7.1-r4/kernel quit root=/dev/ram0 androidboot.selinux=・・・・」行の先頭にカーソルを移動します。移動したら「$」キーを押してください(これで行末へ移動します)。


このように先ほどカーソルのあった行の行末が表示されます。なお、カーソルの移動はキーボードの矢印キーで行っても構いません。


ここで行の最後に文字列を追加しますが、そのためには、キーボードの「Esc」キーを押してから「a」キーを押して vi をカーソルの右側に文字を入力するモードにします。上の画面のように文字列「nomodeset xforcevesa」を挿入します。「nomodeset」の先頭には半角スペースが入ります。


編集したファイルを保存して vi エディターを終了します。そのため「Esc」キーを押して vi のコマンドモードに入り、続いて「:」「w」「q」の順で入力し「Enter」を押します。これで vi エディターが終了し、編集内容が反映されます。

ただし注意が必要です。今の状態ではUSキーボードとして認識されるため、かなりの記号のキー位置が日本語キーボードとは異なっていることに注意が必要です。日本語キーボードの場合で「:」を入力するには[Shift]+「;」としてください。


編集内容を確認してください。コマンドは以下です。

■ 入力するコマンド
cat /mnt/grub/menu.lst

画面では、

このように入力します。


正しく追加されているかを確認します。正しく入力出来ていたら、VMware Workstation Player のメニューから再起動させます。


上記の処理によって、このよう Android-x86 が起動します。ちょっと時間がかかるかもしれませんが、次の画面に進みます。


クリックするとメニューから日本語を選べます。


下の方にスクロールして「日本語」を選択。


[使ってみる]をクリック。


ここでは、[新規としてセットアップ]としての説明です。適宜選択してください。


設定処理で接続できるWi-Fiを探していますが、前に記述したようにこのホストマシンは有線LAN接続(Wi-Fi接続なし)なので、Wi-Fiの検索をスキップするため[すべてのWi-Fiネットワークを表示]を選択します。


[VirWifi]として認識され、IPアドレスが割り振られます。


Googleアカウントの登録に進みますので、適宜入力と選択を行ってください。ここでは省略します。

注意:まだキーボードはUSキー配列として認識されています。日本語キーボードで「@」を入力するときは、[Shift]+[”]を使います。


一連の Google に関する設定が終わると、[ホームアプリを選択]になります。ここでは「Launchar3」を選択した説明になりますが、お好みでどちらでも構いません。


このようになります。日本語入力や日本語キーボードへの設定は省略いたします。アプリの「Google」や「Chrome」はアップデートが必要ですので、更新処理を行ってください。


ここまでが「Android-x86 のインストール編」になります。次は「ATOM Cam アプリのインストール編」になります。


以上


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[ 2020年11月14日 13:51 ] カテゴリ:仮想マシン | TB(0) | CM(0)

ATOM Cam と仮想マシンAndroid-x86|VMware Workstation Player での準備編

ATOM Cam を仮想マシン Android-x86 で使用するための「準備編」です。使用環境や背景などは、「ATOM Cam と仮想マシンAndroid-x86|はじめに」をご覧ください。

VMware Workstation Player での準備編


まず、Android-x86 Release 7.1 を、以下からダウンロードします。

https://ja.osdn.net/projects/android-x86/releases/67834


ダウンロードしたファイルは以下です。

android-x86-7.1-r4-k419.iso


VMware Workstation Player を起動します。

[新規仮想マシンの作成]を選択


[後で OS をインストール]を選択


その他 → FreeBSD バージョン 10 以前

(あまり気にしなくてよい。他のLinux類を選択しても問題ない)


「仮想マシン」は識別しやすい名前を付ける(ここでは、「Android 7.1」)。仮想マシンを「格納する場所」は適切なフォルダーを選び仮想マシンの名前に合わせておく。


「ディスク最大サイズ」は、8GB くらいでも良いのですが、ここでは 12GB に設定。「仮想ディスク」は、単一でも複数ファイルでも構わない。


メモリサイズなどを設定するため、「ハードウェアをカスタマイズ」を選択。


メモリサイズを変更します。4GB くらいでよい(ここでは 8GB を選んでます)。


ダウンロードしておいた「android-x86-7.1-r4-k419.iso」をポイントする。


プロセッサのコア数をここでは「2」にしました。また、ここでの例では[ネットワークアダプタ]の設定を「ブリッジ」にしてありますが、「NAT」のままでも問題ないはずです。


[完了]


ここまでが「準備編」となります。次は「Android-x86 インストール編」です。


以上


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[ 2020年11月14日 13:51 ] カテゴリ:仮想マシン | TB(0) | CM(0)

ATOM Cam と仮想マシンAndroid-x86|はじめに

ネットカメラ ATOM Cam を買ってしまいました。Android や iOS デバイスに ATOM Cam アプリを入れて使うのが普通ですが、余計なひと工夫をしてみたくなりました。

Android や iOS デバイスを持っていない人(あまりいない?)でも ATOM Cam を使ってみたいときに役に立つ方法です。


Windows用にも、アプリ(β版)がリリースされていますが、使ってみると Android アプリよりも機能が少ないようで、Windows デスクトップPC での一元管理という観点からは不満があります。今回「Windows上に Android 仮想マシンを作り、その Androidで ATOM Cam アプリを使用」することにしました。


同じ方法を使えば、不要になった古いノートPC などに Android-x86 をインストールして「ネットカメラ ATOM Cam」を使うことができます。Android や iOS デバイスがなくても ATOM Cam の機能をコントロールできます(残念ながらデバイスのオン/オフや録画再生などの機能はコントロールできません。録画の開始と停止は可能です。11.17追記)


仮想マシンとしてインストールするときに、vi エディターを使う個所があるのと、キーボードが USキー配列となるので、そこが少し難しいと感じるかもしれません(このトピックに関心がある人には問題にならない?)。


使用環境

  • ホストマシン:Windows 10 Pro 64bit (v2004)
  • ホストOS仮想化ソフト:VMware Workstation 16 Player
  • Android-x86:Release 7.1

ホストマシンは、有線LAN接続ですが(Wi-Fi接続ではありません)、ATOM Cam との接続は可能です。

Android-x86には、Release 8.1 と Release 9.0 もありますが、試した結果、ATOM Cam アプリを起動できたのは、Release 7.1 のみでした。


説明は VMware Workstation Player の実行環境がすでに構築できている前提で、以下の3部構成に分けて記載します。クリックで各編に移動します。


1.VMware Workstation Player での準備編

2.Android-x86 インストール編

3.ATOM Cam アプリのインストール編


    仮想マシンのインストールになれている方は、1と2 編は飛ばしてください。


    参考)Android-x86 を VMware Workstation Player へインストールする方法は、以下のサイトが大変参考になりました。

    VMwareへのAndroid x86のインストールの方法②インストール


    以上


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    [ 2020年11月14日 13:50 ] カテゴリ:仮想マシン | TB(0) | CM(0)

    VMware Workstation Player のゲストOS を直接起動するバッチファイル

    以下の環境で試しました。VMware提供のVIXを使わないで方法です。

    • ホストマシン:Windows 10 Pro 64bit (v1909およびv2004)
    • ホストOS型仮想化ソフト:VMware Workstation 16 Player

    以前はバッチファイルを実行したときにコマンドプロンプトのウィンドウが出現しないようにするため、vbスクリプトからバッチファイルを呼び出していました(ゲストOS起動のためのバッチファイルとWshShellのRunメソッド)が、もっと簡単な方法がありました。


    参考になったのが、「SCRIPT: Start a VMware Workstation With a Batch」です。 ここにある記述をもとに、VMware Workstation Player 用を作成しました。以下、1~3の手順です。

    1.メモ帳のようなテキストエディタを起動して、以下のようなバッチファイルを作成

    ■ バッチファイルのひな型
    @echo off
    PATH "%PROGRAMFILES%\VMware\VMware Player\"
    START vmplayer.exe "DriveLetter:\Folder\GuestOS.vmx"

    2.バッチファイルの説明

    PATH

    • VMware Workstation Player がインストールされている場所を記述します
    • 環境によっては、「%PROGRAMFILES%」を「%PROGRAMFILES(x86)%」に置き換えてください

    START

    • vmplayer.exe のパラメータとして、直接起動したいゲストOS(仮想マシン)の vmx ファイルを指定します
    • ダブルクォーテーションのペアに挟んで、直接起動したいゲストOS(仮想マシン)を保存してある場所の「ドライブレター、フォルダー名、そして vmxファイル名」を記述します

    3.作成したバッチファイルをファイル拡張子「.bat」で保存(例:VMguestOS.bat)


    エクスプローラーから作成したバッチファイルをダブルクリックすると直接ゲストOS(仮想マシン)が起動します。このバッチファイルのショートカットをデスクトップにおいてダブルクリックしても良いです。

    補足:

    vmplayer.exe に 「–X」 を付けて実行すると、フルスクリーンモードでゲストOSが起動します。(START vmplayer.exe -X "DriveLetter:\Folder\GuestOS.vmx")


    以上


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    [ 2020年11月01日 22:50 ] カテゴリ:仮想マシン | TB(0) | CM(0)

    VMware ESXi 7.0 で No Network Adapters | 解決

    「No Network Adapters」が表示されインストールできませんでした。


    マザーボードに搭載されているネットワークデバイスは「Intel I211」です。調べたところ、ESXi 7.0 ではサポートされていませんでした。調べ方と対処法をメモに残します。ほとんど段落分けしていませんので見にくいかもしれません。操作は上から下への流れです。


    まず VMware Compatibility Guide にアクセスし、確認と必要なVIBの入手


    ここで、以下の絞り込む操作を行います。

    [検索カテゴリ]は「IO Devices」を選択

    [製品リリースバージョン]は「All」を選択

    [I/O デバイスタイプ]は「Network」を選択

    [キーワード]に「i211」を入力

    [更新して結果を表示]をクリック


    【I/O デバイスおよびモデル情報】の項目で、[サポート対象リリース]には、「 7.0 」がありません。「 6.x 」ではサポートされています。ESXi 6.7 での「Intel I211」の VIB をESXi 7.0 で試してみることにします。

    [モデル]の箇所にある「I211 Gigabit Network Connection」をクリックします。


    [VMware 製品名]は「ESXi 6.7 U3」を選択しています。

    [デバイスドライバ]の箇所に「igbn version 0.1.1.0-5vmw」があります。もう一つ「igb version 5.0.5.1.1-5vmw」もありますが、違いは判りません。結果的には、必要なのは「igbn version 0.1.1.0-5vmw」でした。


    今度は、VMware ESXi Patch Tracker にアクセス

    Trackerが表示されたら、以下の表示切替を行います。


    ここでは、[ESXi 6.7.0][Tracker view]を指定しています。「ESXi Version 6.7.0 Matrix」が表示されますので、「0.1.1.0-5vmw」を検索します。


    テーブル内に「0.1.1.0-5vmw」が見つかります。これをダウンロードします。ここでは、あとの作業上の都合で保存場所を「 d:\ 」にします。ファイル名は、「 VMW_bootbank_igbn_0.1.1.0-5vmw.670.3.73.14320388.vib 」となります。


    いよいよ必要なVIBを組み込んだ ESXi 7.0 のインストールメディア作成

    引き続き Windows PC での操作になります。大まかな流れは以下になります。

    1.ESXi-Customizer-PS の最新版を入手

    2.PowerCLI をインストール

    3.I211 の VIB を含んだ新規の ESXi 7.0 インストールメディア を作成


    <操作>

    [1].GitHub から ESXi-Customizer-PS を入手

    取り扱いがよくわからなかったのですが 501行のスクリプトをコピーして、テキストエディタ(メモ帳)にペーストしました。ファイル名を ESXi-Customizer-PS-v2.8.1.ps1 として、「 d:\ 」に保存します。

    [2].PowerCLIをインストールするため PowerShell(管理者)を起動

    以下のコマンドレットを実行

    Install-Module -Name VMware.PowerCLI

    (「続行するには NuGet プロバイダーが必要です」と「信頼されていないリポジトリ」メッセージのあと、それぞれ [Y] はい(Y) [N] いいえ(N) の質問が出ますが、両方とも「Y」を入力)

    続いて実行ポリシーを変更するコマンドを実行

    set-executionpolicy unrestricted

    (「実行ポリシーの変更」メッセージのあと、[Y] はい(Y)  [A] すべて続行(A)  [N] いいえ(N)  [L] すべて無視(L)  [S] 中断(S) の質問には、「Y」を入力)

    念のため、PowerCLIバージョンを確認

    Get-PowerCLIVersion

    (今回は、VMware PowerCLI 12.0.0 build 15947286 が表示されました)

    上記までで、d:\ に必要なファイルが2つ保存されているはずです。確認しておいてください。「VMW_bootbank_igbn_0.1.1.0-5vmw.670.3.73.14320388.vib」と「22152 ESXi-Customizer-PS-v2.8.1.ps1」です。

    [3].インストールメディア作成

    PowerShell で以下のコマンドレットを実行

    d:\ESXi-Customizer-PS-v2.8.1.ps1 -v70 -pkgDir d:\

    (All done. と表示されたら終了です)

    以上の操作で、Windows PC の d:\ に新しいISOファイルが作成されます。ファイル名は、「ESXi-7.0bs-16321839-standard-customized.iso」です。


    *最後に忘れずに以下のコマンドレットで実行ポリシーをもとに戻しておきます。

    set-executionpolicy restricted

    (「実行ポリシーの変更」メッセージのあと、[Y] はい(Y)  [A] すべて続行(A)  [N] いいえ(N)  [L] すべて無視(L)  [S] 中断(S) の質問には、「Y」を入力)


    ここまでで、PowerShell を使った操作は終了です。


    この作成したインストールメディア「ESXi-7.0bs-16321839-standard-customized.iso」を使って ESXi 7.0 をインストールしたところ「No Network Adapters」は発生しませんでした。


    後処理(ライセンスキー登録)

    インストールが正常に完了したら、ESXi 7.0 のライセンスキーを登録します。上記インストールメディアでのインストールではライセンスキーが無効になっていて、評価版(60日間有効?)状態でした。


    VMwareのダウンロードセンターにアクセスします。

    ESXi-licenseキー

    ESXi 7.0 のライセンスキーを確認します。


    キー登録のため、VMware Host Client で 起動した EXi 7.0サーバーにアクセスします。

    ESXiライセンスキー登録

    確認したキーを「ライセンス」タブの[ライセンスの割り当て]から登録すれば、無償版として認識されます。


    以上です。


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    [ 2020年09月27日 11:50 ] カテゴリ:仮想マシン | TB(0) | CM(0)

    VBoxNetLwf エラー (イベントID 12)

    ドライバーは \Device\VBoxNetLfw で内部ドライバー エラーを検出しました。


    上記は、イベントビューアーに記録されていたエラーです。ホストのWindows 10を起動するたびに、必ず発生しています。


    名前から推測できますが、VirtualBox関連です。今年の4月にVirtualBoxを使い始めましたが、その時から発生しています。しかし、VirtualBoxの動作そのものには影響が出ていません。ゲストOSは問題なく機能しています。


    よって、使用上で困ることはありません。放置しておいてもよいのですが、できるだけ原因を知っておきたいので、長年VirtualBoxを使っている知人に聞いてみました(解決策を探しましたが、あまり的確な情報はネット上に見当たりませんでしたので)。


    その知人のホストWindowsでは、同じ現象(エラー)は出現していないそうです。その後いろいろ調査してくれて、WiFiに関係しているらしいこと、知人のラップトップPCで、『WiFiを無効にしたら、VBoxNetLfwのエラーが出現した』ことを知らせてくれました。


    これらの情報がヒントになりました。私のホストWindowsマシンの状況を考えてみます。


    • 有線LAN(WiFi不使用)
    • VBoxNetLfwドライバーは使われていない(ロード時のエラーのため)
    • VirtualBoxそのものの動作には問題がない

    この状況から、(強引ですが)私の環境では「VBoxNetLfwドライバーは不要」と結論づけました。


    さて、エラー回避(解決策ではない)の方針ですが、簡単に言うと、ホストWindowsマシンの起動時に「VBoxNetLfw」ドライバーをロードしない、になります。


    方法としては、Autorunsツールを使って「VBoxNetLfw.sys」を非ロード処理しました。最新のAutorunsは、以下からダウンロードできます。


    このツールの使い方は、当ブログの過去記事『お決まりの方法では解決しない「VMware Authorization Service」』の項目2に説明してあります。


    簡単には以下になります。

    1. Autorunsを管理者権限で実行
    2. タブ「Drivers」を選択
    3. 「VBoxNetLfw」を探して、チェックを外す
    4. ホストWindowsマシンを再起動

    この処置で、「VBoxNetLwfエラー」は出現しなくなりました。VirtualBoxの動作にも異常は出ておりません。あくまでも『私の環境では』です(WiFi不使用)。


    以上です。


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    [ 2020年07月13日 18:20 ] カテゴリ:仮想マシン | TB(0) | CM(2)