ブログ紹介
下記の内容は、これまでのブログに関する記述になります。
移転のお知らせ
これまで、「アイヴァンアイエス研究所」をご贔屓いただき誠にありがとうございます。
新たなブログ「ストレージ & IT」に移転することにいたしました。
当ブログにおいて、カテゴリー分類が明確にできなくなり、整理するのが難しく無秩序状態になりつつあります。
そのため心機一転、新ブログを立ち上げて、これまでのように有用な情報を掲載してまいりますので、よろしくお願いいたします。
移転先:ストレージ & IT
なお、当ブログでの新記事のアップは(よほどのことがなければ)行うことはありません。このままの状態で存続いたします。
引き続き、新ブログもご贔屓くださるようよろしくお願いいたします。
オールフラッシュオブジェクトストレージの採用が増加
The Digital Era Is Fueling Adoption of All-flash Object Storage
上記は、ESG(Enterprise Strategy Group)および Scality 社によって2021年1月27日に発表された調査レポートの原題です。Scality 社は、オブジェクトストレージで有名な企業です。
上記のレポートは、ESG 社に登録することでダウンロードが可能です。登録が面倒ならば、概要がプレスリリースとしてアップされていますので、以下のタイトルの記事が閲覧できます。
ESG and Scality report: AI, automation driving need for all-flash object storage as primary application data storage
プレスリリースのニュースソース:以下2サイト
日本語の概要(プレスリリースの一部)
- オールフラッシュオブジェクトストレージを使用している組織の IT プロフェッショナルの 77% は、このテクノロジーがオンプレミスストレージ環境に大きな影響を与えたか、または画期的なテクノロジーであったと述べている
- オールフラッシュオブジェクトストレージを使用しているか関心を持っている組織では、77% が新しいワークロードやイニシアチブが需要を促進していると答えている
- 回答者の 95% が、オブジェクトストレージ環境のすべてまたは一部でフラッシュストレージを使用している
- 回答者の 23% がすでにオールフラッシュオブジェクトストレージソリューションを導入している
- オールフラッシュオブジェクトストレージを使用していない組織の回答者の 87% が、今後12か月以内にオンプレミスのオールフラッシュオブジェクトストレージを評価する予定
- 回答者の 57% が、データ保護と信頼性をオールフラッシュオブジェクトストレージソリューションの非常に重要な属性としてランク付けしている
- 回答者の23% がパフォーマンスをオールフラッシュオブジェクトストレージソリューションの最上位の属性としてランク付けしている
いつものことで恐縮ですが、上記の記載内容は独自の理解や個人的な見解に基づいています。間違いがないことを保証するものではないことをご了承ください。
以上
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SSD が HDD よりも安くなるのはいつか?
原題:
SSDs will crush hard drives in the enterprise, bearing down the full weight of Wright’s Law
上記のレポートが「BLOCKS & FILES」のサイトに、2021年1月25日(米国時間)付けで掲載されています。興味を惹かれましたので、読んでみました。個人ユーザー向けというより企業ユーザー(エンタープライズ)分野におけるレポートです。
概要を以下に記述します。
- 生産されているフラッシュの容量は、すでに HDD の容量よりも多い。この大量生産の優位性が、フラッシュの価格をディスクドライブの価格よりも急速に下落させており、データセンターでは確実に SSD が HDD の後を継ぐことになる
- 「Wright の法則」を基準として使用すると、生産の効率化によって、2026年までにテラバイト当たりのドル価格ベースで SSD は HDD よりも安くなると予測
- Wikibon では、HAMR と MAMR の HDD ベンダーが、現行の PMR HDD テクノロジーよりもコストを下げる可能性は低いと考えている
このレポートには、3個のグラフが掲載されています。その説明も加えておきます。
- 1つ目のチャート(グラフ)の説明
オレンジ色の線は、時間経過に伴うハードディスクドライブ (HDD) のストリートコスト($/TB)を左側の対数スケールのX軸に対してプロット。青い線は同期間の SSD のストリートコスト($/TB)を表し、2026年にはこの二つの線が交差すると予測。緑の点線は右の縦軸の値に対して SSD と HDD のコストの比率を表す
- 2つ目のチャート(グラフ)の説明
白の点線は、SSD、USBステックおよびそしてカメラ用のカードのコンシューマー向けフラッシュ製品を合計した年間出荷容量を、HDD および テープ、SSD、USBスティック、カメラ用カードといった製品の年間出荷合計容量で割った百分率。オレンジ色の領域は、HDD の年間出荷総エクサバイト数の推移
- 3つ目のチャート(グラフ)の説明
2020年までの HDD 実績出荷台数と2030年までの予測出荷台数を示す。コンシューマーおよびエンタープライズ(データセンター)の HDD は、別々に示されている。コンシューマー向け HDD の出荷台数が生産効率のコスト削減を牽引した
いつものことで恐縮ですが、上記の記載内容は独自の理解と個人的な見解であり、間違いがないことを保証するものではないことをご了承ください。
以上
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Gartner HCI Magic Quadrant 2020
昨年(2020)12月に Gartner 社から 2020 HCI Magic Quadrant(以下MQ)が発表されていました。今頃に取り上げることになってしまいました。
Gartner 社から2020年12月7日に発表されたレポートのタイトルは以下となっています。
Magic Quadrant for Hyperconverged Infrastructure Software
Gartner 社または Nutanix 社のこのレポートに関するサイトから登録すると上記の詳細な情報のレポートが入手できます。概要だけを把握するならレポートを短くまとめているサイトがあります。MQ のグラフも載っています。以下のリンクをご参照ください。
以下、概要
- ハイパーコンバージドインフラストラクチャの MQ の基準を改定し、HCI ソフトウェアプレーヤーのみを含めるようにした
- 基準の改定により、Cisco、Dell EMC、HPE、Huawei、Red Hat が 2020年 HCI MQのエディションから除外された
- HCI システムは、標準のハードウェアで動作するソフトウェアとして、または統合アプライアンス(ハイパーコンバージド統合システム:HCI)として利用可能になった
- HCI ソフトウェアの定義を厳格化したことで、HCI ソフトウェアは、複数のサーバープロバイダーのサーバーハードウェア上で実行されるシングルインスタンス化から、仮想化されたコンピューティング、ストレージ、ネットワーキング、およびそれらに関連する管理を提供する
- リーダーボックスで Nutanix は VMware をリードしている
- 「Challenger」は存在せず、Microsoft が唯一の「Visionary」である
- Pivot3 は、Challenger から「Niche」プレイヤーへと移行(降格)
- Scale Computing、StorMagic、Starwind は、「Niche」のボックスに昇格
- Red Hat は、対象を3つのユースケースのみに絞ったため、同社を除外した
- アナリスト(Gartner)は、MQ に含めるため HCI ベンダーが、コア IT、クラウド、エッジ、ミッションクリティカル、VDI など、少なくとも4つのユーザーケースでユーザーの要件を満たすことを要求している
いつものことで恐縮ですが、上記の記載内容は独自の理解と個人的な見解であり、間違いがないことを保証するものではないことをご了承ください。
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